2016.11.09
連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り
【宮城県・蔵王町】蔵王の御釜は様々な方向から撮ると違う表情が見える!
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蔵王の御釜までは、自家用車やバスを使って山道を登らなくても簡単に行けます。ちょっとゆうっくりめに時間を取って、御釜周辺を散策すると様々な角度から御釜を撮影することができます。
蔵王エコーラインから短い有料道路蔵王ハイラインに入るとすぐ御釜の駐車場に到着する。
駐車場から3分ほど歩くとすぐに展望台があり、この景色が見られる。
以前は柵の下まで歩いて行けたが、現在は火山活動が活発化しており、下に降りていくことはできない。
ここからの景色はきれいだが、御釜の手前がちょっと見えにくい。
御釜にむかって左方向に歩き、もう少し御釜に近寄って撮影すべく進むとこのような看板が。
いきなり御釜が爆発したらレストハウスまで640mダッシュか、生きてたどり着けるだろうか?
だいぶ上の方まで歩いてきた。この日は雲の感じもなかなか良かった。
ここまで来ると、広角レンズがあった方がいい。
まわりの崖なんかも独特の色合いで画角に納めたいところだ。
さらに上まで上がってきた。
このスポットまでは比較的歩きやすいが、これより上に行くには岩だらけの坂道を登って行く必要があり、それなりの装備が必要だ。
この日は、普通のウォーキングシューズを履いて水すら持たずに来てしまったので、ここでUターン。
この写真はめいっぱい広角側にして16mmで撮影した。手前の植物を入れて遠近感を出してみた。
遠くの山々まで見てまさに絶景!
最初の展望台まで戻り、今度は御釜に向かって右側の坂道を登ります。
上に見えているのは、刈田峰神社。
坂を上りきったところが刈田岳(かっただけ)山頂だ。
ちょっとした広場のようになっていて、真ん中に「伊達宗高公命願之碑跡」が立っている。
石積みがたくさんあって、賽の河原のようなちょっと荒涼とした雰囲気だ。
しかし、ここからの御釜はこれまた絶景だ。
先ほどの左側からの風景とは、全然違った表情が見られる。
御釜の手前から水が流れ出したような縞があるのがいい。
なんという植物かわからないが、赤い実がついた植物も色を添えてくれる。
訪問日:2016年10月1日
御釜は奥羽山脈の蔵王連峰の中にありますが、すぐ近くまで車で行くことができますので比較的簡単に行くことができます。新幹線の白石蔵王駅からも山頂行きのバスが出ています。ただし、駐車場からは岩だらけの路を歩く部分もありますので、歩きやすい靴が必要です。熊野岳方面へトレッキングをする場合はそれなりの装備が必要です。
車で行くには、蔵王エコーライン、蔵王ハイライン(有料)を通りますが、通行可能な期間は例年4月下旬から11月上旬ごろです。この道路が通れない期間は御釜に行くことはできません。
撮影スポット情報
蔵王町観光物産協会
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。