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2021.06.05

連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り

【兵庫県・姫路市】中播磨・家島の風景と漁業見学・グルメ(思わず行きたくなる中はりま視察・後編)

阿部吾郎の日本撮影スポット巡りVol.55

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姫路港から船で約30分、家島の真浦港に到着する。高額を稼ぐ漁師がたくさんいると言われる、全国でも有数の漁獲高を誇る豊かな島だ。昔ながらの風景を残す島の街並み、おいしい魚介類、さらに島を楽しむ様々な体験プログラムも用意さいれている。さあ、島の様子を覗いてみよう!

目次
≪1≫いざ、家島へ
≪2≫家島の風景
≪3≫漁業見学
≪4≫家島グルメ(割烹旅館志みず)
≪5≫まとめ


≪1≫いざ、家島へ


兵庫県の姫路沖に浮かぶ家島諸島は、名前がついている29の島と、さらに小さな島をあわせると44の島から構成されています。ここから「しあわせのしま」と呼ばれています。
このうち、主要な島は家島・坊勢島・西島・男鹿島の4つですが、今回は家島を訪問しました。

大阪から家島に行く場合、JRの新快速で姫路駅まで約1時間、そこからバスで姫路港まで30分、姫路港からは高速艇で家島まで30分です。遠くにあるように感じますが、意外と簡単に行ける島なのです。
写真の船は、姫路港-家島間に就航する2つの高速艇のひとつ「高福ライナー」の船です。

家島には真浦港と宮港と2つの港がありますが、今回は真浦港に到着しました。思ったよりも大きな港で、ホテルなどが立ち並び、大きな船や大型のクレーンなどもあります。


≪2≫家島の風景


では、ここから家島の風景をご覧いただきましょう。

真浦港に到着したら、まずこれです。島のシンボルとも言える「どんがめっさん」です。
その昔、大海亀が主人の帰りを待ち続け、長い年月の間に石になってしまったという伝説があります。現在は、航海の安全を司る水神として人々の信仰をあつめています。

港のすぐ横にある真浦神社、節分祭など島の様々な行事が行われる神社です。

島の人々は生きた魚しか買わないといいます。なんとも贅沢な話ですね。

家島神社がある、宮地区の丘の上にある清水公園付近から撮影したものです。向こうに見えているのは男鹿島です。関空建設時の土砂利用などでちょっと無惨な姿になっています。

こちらは、真浦港方向を見下ろした風景です。

今回は、車で丘の上まで送ってもらい、家島神社の方に下って行くという、楽なコースを取らせていただきました。
この道は、ホタルロードと呼ばれており、5月中旬ごろから1か月間、ヒメボタルが舞う幻想的な光景が見られるそうです。

家島神社は、神功皇后が三韓征伐に出た際、この地で海上安全を祈り、戦勝祈願をされたのが起源とされています。この時、港内が大変おだやかで「あたかも家の中にいるように静かだ」として、この島を家島と名付けたと言われています。

海の方から本殿に上がってくる階段を、上から見下ろした風景と、下から見上げた風景です。
階段の下に海が見える風景は、島の神社らしい趣のある眺めです。

海岸から伸びる参道もすばらしいですね。夕日の撮影スポットとしても人気があります。


≪3≫漁業見学


家島には、様々な見学・体験のプログラムが用意されていますが、やはり充実しているのは漁業関連のプロラムです。団体を対象としたものが多いのですが、4~5名程度から体験できるものもあります。
今回は、定置網見学などを体験させていただきましたので、その様子をご紹介しましょう。

家島を出発、養殖施設の横を抜けて漁場に向かいます。

漁船と合流します。

カゴ網にかかった魚を見せてもらいました。
サバが生きているときは、こんな鮮やかな色・模様とは知りませんでした。
ホウボウの赤も美しい。

続いて、定置網の見学。いきのいいハマチがどんどんあがります。

採れたてのお魚を、お刺身でご馳走になりました。。ハマチにイカ・タイ、どれもさすがに絶品でした。やっぱり、船上で食べるお魚は最高です。

サバの養殖施設でエサやり体験。サバが渦を巻いてすごい迫力です。

なかなか出来ない貴重な体験をさせていただき、感謝です。



≪4≫家島グルメ(割烹旅館志みず)


やっぱり家島の魅力と言えば、お魚グルメです。
今回は、料理が評判の宿「志みず」さんに宿泊させていただきました。

レトロな雰囲気のロビーが素敵です。

宿の前はすぐ海です。夜、ここで夜光虫が見られました。

お料理は、前菜、お刺身、フライ、煮つけから穴重やかにパスタまであって、とてもバラエティーに富んでいます。
どれもおいしく、おなかもいっぱいです。

*割烹旅館「志みず」の情報は、こちらからご確認ください。




≪5≫まとめ


3回にわたり、兵庫県中播磨の話題をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
今回、1泊2日の視察ツアーでしたが、中播磨県民センターの皆様のおかげで、大変充実した視察ができました。
家島諸島に関しては、改めて取材にうかがい、さらに詳しくレポートしていきたいと考えています。



【兵庫県・姫路市】中播磨・姫路市内のみどころ(思わず行きたくなる中はりま視察・前編)

【兵庫県・姫路市/福崎町】中播磨・福崎町のリノベ宿泊施設と夢前町のグルメ・お土産スポット(思わず行きたくなる中はりま視察・中編)

撮影スポット情報

家島観光事業組合

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写真家情報

阿部吾郎詳細

得意分野 風景 拠点 11埼玉県 所属団体 日本旅行写真家協会
分類 プロカメラマン

トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。

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