2020.01.06
連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り
【兵庫県・豊岡市】竹野海岸の絶景・歴史・ジオカヌーとグルメ
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兵庫県豊岡市の竹野海岸は、夏になると多くの海水浴客やマリンスポーツを楽しむ人が訪れる関西屈指の海水浴場です。「日本の渚100選」にも選ばれており、白い砂と透明度の高い海が美しい絶景スポットでもあります。今回は、秋に撮影した竹野海岸の絶景、竹野の街の風景、そして8月下旬に撮影した「ジオカヌー」の様子をご紹介したいと思います。最後に、竹野国民休暇村の絶品ランチもご紹介します。
目次
≪1≫竹野のみどころ
≪2≫北前館
≪3≫ジオカヌー
≪4≫竹野国民休暇村
まとめ
≪1≫竹野のみどころ
まず最初に竹野の絶景を楽しめるスポットや、竹野の歴史を知ることができるスポットをご紹介しましょう。
ジャジャ山という、竹野浜の近くにある小さな山の上にある展望台から撮影した写真です。
猫崎半島は、その名の通り猫が寝ている姿に似ているところからこの名前があります。キューピーさんが寝転んでいる姿に似ているとも言われています。
ジャジャ山に登る山道。ずっと階段がついており登りやすいですが、少々体力が必要です。ゆっくり上がって15分ぐらいで展望台に到着します。
竹野港から撮影した竹野の街の夕景です。懐かしさを感じる漁師町の風情です。
竹野港から外海側を撮影したものです。秋の夕暮れは趣があります。写真を撮っていると、右側に写っている漁船の出港準備が始まりました。イカ釣り船ですね。
江戸時代に北前船の船主が寄贈した大灯篭。
平安時代の延喜式にもその名がある古社「鷹野神社」。浜の天神さんとも呼ばれています。
鷹野神社の横にある方角石。上部の円形の部分に干支を使って方角が刻まれています。かつて、鷹野神社には10メートルほどの望台(日和山)が築かれ、その上に方角石を置いて風や雲の方向を見定めていました。今は、方角石だけが境内に残されています。
≪2≫北前館
竹野浜にある北前館、北前船や竹野の歴史、ジオパークなどに関する資料を展示する「かぜまちミュージアム」の他、温泉施設、お土産店などがあります。また、ジオカヌーやダイビングなどのマリンスポーツの拠点にもなっています。
北前館の入り口にある北前船の模型です。北前船は江戸後期から明治にかけて、北海道・東北・北陸と西日本を結ぶ西回り回線が行き来し、ある寄港地で安く買ったものを別の寄港地で高く売ることにより利益を得ていました。
竹野は、西回り航路の寄港地、風待ちの港として繁栄していました。このため、既に少しご紹介した通り、竹野の街にはその時代の痕跡がたくさん残っています。
写真は、天神丸という千石船の5分の1サイズの模型です。
北前館の前には、北前船の石のオブジェもあります。
かぜまちミュージアムの1階には竹野地域の3Ð模型が展示されています。竹野はユネスコ世界ジオパークの「山陰海岸ジオパーク」の中に含まれており、ここでは山陰ジオパークの成り立ちや竹野の歴史などがプロジェクションマッピングを使って解説されています。2階は、主に北前船関係の資料が展示されています。
*北前館ホームページ
≪3≫ジオカヌー
ジオカヌーは、山陰海岸ジオパークの竹野エリアをシーカヤックで巡るツアーで、竹野に8つの事業所があります。北前館もそのうちのひとつです。
今回は、昨年8月にファムツアーで体験したジオカヌーの様子をお伝えします。
救命胴衣とパドルを借りて、北前館からいざ冒険ツアーに出発!
砂浜でパドルの使い方を教えてもらったら、いよいよカヤックに乗船します。
海上で記念撮影。
当然、普通のカメラを持ってシーカヤックに乗るのは危険です。よほどシーカヤックの扱いに慣れた人でないと、かなりの確率で海水をかぶって故障してしまうでしょう。
今回は、ニコンの防水ミラーレス一眼「AW-1」を使用しました。
しかし、この防水カメラ、こういうシチュエーションでもない限り、なかなか使う機会がなく、購入4年目にして2回目の出番です。このため、使い方になれておらず、しかも初体験のシーカヤックを操作しながらの使用でかなり苦戦しました。
ただでさえ、電池の消耗が早いこのカメラ、知らない間に録画ボタンを押していて、無駄に電気を消耗したり、露出の調整にとまどったりと散々でした。しっかり、予行演習してから実践に臨むべきでした。
この記念写真は、全員が収まる位置までシーカヤックで移動することができず、中途半端な写真になってしまいました。
記念撮影が終わったら、猫崎半島に沿って沖に向かって漕ぎ出します。
洞窟内に突入、カヤックがやっとすれ違える程度の幅しかありません。
ここで、露出の調整に苦労しました。内蔵ストロボの光量では限界がありISOを上げて撮影しました。シャッタースピードもある程度早くしないとブレてしまいます。
灯台のある猫崎半島の先端まで行ってきました。
カヤックが宙に浮いているように見えるスポットもあります。
*たけのジオカヌーホームページ
≪4≫竹野国民休暇村
最後に、ファムツアーでご馳走になった竹野国民休暇村の昼食メニュー「但馬うまいもん膳」と、お部屋の様子をご紹介します。
地物のお刺身、出石そば、カニ釜飯、但馬牛のせいろ蒸しなどが付いた、その名の通り但馬地方のおいしいものを一度に食べられる贅沢なメニューです。
個人的には、カニ釜飯が最高でした。
お部屋は、洋室、和室両方あります。眺めがいいですね。どちらもゆったり過ごせそうです。今回、残念ながら宿泊はしませんでしたが、次回は是非泊まってみたいと思います。。
*竹野国民休暇村ジオカヌーホームページ
まとめ
竹野海岸は、水の透明度が高く、海水浴にもマリンスポーツにも最適のスポットです。さらに、絶景あり歴史ありグルメありと、様々な楽しみ方ができます。
周辺には城崎温泉をはじめ、神鍋高原、出石など、多くの観光地があり、これらと併せれば充実した観光プランを立てることができます。
海水浴シーズンだけではなく、1年を通して様々な楽しみがある竹野、是非一度訪れてみてください!
撮影スポット情報
竹野観光協会ホームページ
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。