2019.01.07
連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り
【埼玉県・さいたま市】彩湖一周コース約4.7km ぶらぶら歩いて風景も鳥も猫も撮れる
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埼玉県さいたま市から戸田市にまたがる彩湖。東京・埼玉の水道水を供給する人造湖だ。荒川に隣接し、周辺は豊かな自然環境が広がっおり野鳥がたくさんいる。荒川彩湖公園、彩湖・道満グリーンパークといった大きな公園もあり市民の憩いの場となっている。
さいたま市側の荒川彩湖公園から撮影した夕景。富士山も見えている。鉄橋が写っているが、これはJR武蔵野線だ。
彩湖の周りを1周すると約4.7㎞、舗装された自転車も走れる道が整備されている。途中、橋を渡って反対側に渡れるようになっている。車で行く場合は、さいたま市側の荒川・彩湖公園の駐車場は無料なのでこちらからスタートするのがおすすめ。戸田市側の彩湖道満グリーンパークの駐車場は有料だ。今回も、さいたま市側からスタートし、最後に夕景を撮影した。駐車場は17時半で閉鎖される。
4.7kmは結構歩きごたえがあるが、散歩するにはいい距離だ。起伏もなく歩きやすい。たびたびフォトジェニックな風景にも出会える。
こんな感じで、自転車が走れる周回道路が整備されている。ジョギングコースとしても最適で、休日は多くの人が走っている。
反対側に渡れる管理橋。
管理橋の向こうに外環自動車道の幸魂大橋が見える。この橋より奥は、自然保全ゾーンのため立ち入り禁止となっている。
彩湖は水鳥の楽園だ。写真はキンクロハジロの群れ。ホシハジロ、オカヨシガモなどもたくさんいる。
そして、一番目立つのがオオバン。かなり大きな群れがいる。
湖面を見ていると、ネッシーのような影が現れたり、水中に消えたりするのをよく見かける。これは、カンムリカイツブリだ。湖の真ん中辺にいることが多く、なかなかよく見えないが、管理橋の上からだと見やすい。
ゆりかもめもたくさんいる。欄干に並んで止まっているところは、なかなか絵になる。
野鳥の種類は多い。上の写真はシメとアオジ。セッカ、コゲラ、ジョウビタキも見かけた。散歩したのは1月のはじめだが、季節によって様々な鳥が見られる。バードウオッチングには最適の場所だ。
彩湖道満グリーンパークにある野球グランドの外野を、タゲリとムナグロが数羽ずつかけまわっているのを見つけた。なかなかユーモラスな動きでずっと見ていても飽きない。
ふと空を見上げると、カワウの大群が飛んでいた。
彩湖の周辺には猫もたくさんいる。世話をされている方も多いようだ。猫写真を撮りたい方にもおすすめのスポットである。
彩湖には、今後も足を運ぼうと思っているので、またレポートしたいと思う。お隣に野鳥スポットとして人気の秋ヶ瀬公園もあるので、こちらの様子もまたお伝えしよう。
撮影スポット情報
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。