2018.03.11
連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り
【和歌山県・白浜町】白良浜の波と夕日を撮る
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和歌山県白浜町、この街のシンボルといえばやはり「白良浜海水浴場」だ。オーストラリアのパースから運んだ白い砂を敷き詰めた人口のビーチで、海水浴シーズンともなると、このビーチいっぱいにパラソルが並ぶ。しかし、冬は人影もまばらで、さびしさを感じさせる風景に。だが、この少々違和感を感じさせる人工のビーチと冬の波、沈みゆく紅い夕日がドラマチックな風景を見せてくれた。
冬の白良浜、夏場の賑わいがうそのようにひっそりとしている。
太陽が傾き、空の色が変わってくる。人工のビーチなので、石の護岸があり、そこに大きな岩がいくつもオブジェとして並べられている、全体の風景からすると少々違和感のある一角だ。
上の写真は、ちょうど通りかかったカップルを添景人物としてみた。
岩のオブジェの影が面白かったので撮影した一枚。
岩のオブジェを超えると、石の護岸がに到達する。
この日は、やや波が高く、護岸に波が打ち付け、白いしぶきがあがっていた。このしぶきの一瞬の形を捉えたいという衝動に駆られ、写真を撮り始めた。
ふと見上げると、波の向こうには夕日が。
そうだ、夕日と波を撮ろう! で、この一枚。
こうなると、夕日がもっと沈んで、さらに色が濃くなったところを撮りたくなる。
しかし、この日は寒かった。風もきつく、岩のオブジェで風をしのぎながら、30分ぐらいは堤防にいただろうか。
大きな目のように見えた、この日の夕日。
ここまで沈んだので、ホテルに戻ることにした。体が芯まで冷え切った。
撮影スポット情報
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。