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2017.12.20

連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り

【静岡県・三島市】三島スカイウォークから見る富士山

阿部吾郎の日本撮影スポット巡りVol.18

  • 旅の撮影スポット
  • 22 静岡県
  • 阿部吾郎の日本撮影スポット巡り

三島スカイウォークは、平成27年12月にオープンした新しい観光スポットである。全長400メートルの吊り橋から富士山を眺められるとあって、訪日外国人にも人気があるようだ。完全に観光用の吊り橋で、山の中に唐突に吊橋だけがある。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F16 1/250秒 ISO200 -0.7補正

この日は、快晴であったが富士山の山頂に雲がかかっていた。しばらく待ったのだが、風もほとんどない好天であったことが逆に災いし、雲が全く動かなかった。
最初の写真と上の写真は、同じ場所から撮影した横位置と縦位置の写真である。
橋の入口横の展望台から撮影したもので、ここに行ったら誰もが撮影する、定番の撮影位置だ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F16 1/250秒 ISO200

NIKON D810 ニッコール16-35mm F13 1/200秒 ISO200 -0.7補正

吊橋の入口(北ゲート)にオブジェがあるのだが、これを撮影するのが意外と難しい。富士山をあきらめて、吊橋だけを入れたのが上の写真だ。まあまあ落ち着きがいい。書いてある文字が「SKYWALK」だから、これで十分OKだろう。しかし、やっぱり富士山も入れたいとなると、下の写真のように広角レンズを使わないと入らない。吊橋の鉄塔が向かって右側の端に来ることになるが、こうなると鉄塔が収差で傾いてしまう。富士山の位置もあまり良くない。もっと向かって左に構図を寄せればいいように思うかもしれないが、これ以上鉄塔を端に寄せてしまうと、さらに傾いてしまうのだ。
パンフレットに、オブジェと富士山だけを写した写真が載っていた。この手もあるか!と思ったが、「SKYWALK」と書いてありながら、橋が写っていないのもどうかと思う。
ちなみに、このオブジェの前は、記念撮影をする人がたくさんいるので、人が切れるのを待つのも、なかなか根気がいる場合がある。比較的、人が少ないオープン直後がおすすめだ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/200秒 ISO200 -0.7補正

橋の上から富士山を入れる構図もありだ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/200秒 ISO200 -0.7補正

吊橋を渡った先(南ゲート)には、ちょっとした公園と休憩場所と少し高い位置に展望台がある。その展望台から撮影したのが、この写真だ。ここからも富士山が見える。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/640秒 ISO200 +0.7補正

ひとつ前の写真に写っている、橋を支えるワイヤーの基壇の上から撮影したのがこの写真だ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F9 1/640秒 ISO200

再び橋を渡り、北ゲートに戻ったら、スカイガーデンに立ち寄ってみよう。ショップや軽食コーナーがある広場なのだが、たくさんの花が飾られている。

完全に観光用の吊り橋であり、生活の臭いが全くなく、少々無機質な感じがするのは否めない。撮影位置も限られており、オリジナリティーの高い写真を撮るのはなかなか難しい。営業時間は9時-17時なので、早朝や夕暮れ時の撮影もできない。
写真を撮影する観点から言うと、このようにいくつか難点があるのだが、それでも絶景であることは間違いない。JR三島駅からのバスや自家用車(400台の大駐車場あり)でスムーズにアクセスできるので、一度行ってみても損はないだろう。

撮影スポット情報

三島スカイウォークホームページ

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写真家情報

阿部吾郎詳細

得意分野 風景 拠点 11埼玉県 所属団体 日本旅行写真家協会
分類 プロカメラマン

トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。

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