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2017.05.10

連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り

【宮城県・柴田郡柴田町】レトロなスロープカーで登る桜に覆われた城跡「船岡城址公園」

阿部吾郎の日本撮影スポット巡りVol.15

  • 旅の撮影スポット
  • 04 宮城県
  • 阿部吾郎の日本撮影スポット巡り

一目千本桜の白石川堤から「しばた千桜橋」で結ばれている、こちらも桜の名所「船岡城址公園」。小高い丘全体が桜に覆われており、桜の合間を縫うようにレトロなスロープカーが丘を登って行く。船岡平和観音がある山頂広場や樅の木は残った展望デッキからの千本桜の眺めも最高。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F4 1/5000秒 ISO400

「船岡城址公園」の「樅の木は残った展望デッキ」を下から見上げたところ。いかにも城跡と言った感じがする。物見やぐらでもあった場所だろうか。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F5.6 1/800秒 ISO200

船岡城址は、NHKの大河ドラマ「樅の木は残った」で有名になった。この城は伊達家の家臣、原田宗輔の居城であった。しかし、寛文事件(伊達騒動)により原田家はお家は断絶、以後柴田氏の居城となった。「樅の木は残った」は、この伊達騒動を描いたものである。今も、立派な2本の樅の木がそびえ立っている。この木の横が展望デッキになっている。

NIKON D810 ニッコール70-200mm F13 1/400秒 ISO200

こちらが、樅の木は残った展望デッキからの眺め。残雪残る蔵王連峰と一目千本桜が美しい絶好の撮影スポットだ。
なお、展望デッキ内での三脚の使用は禁止されている。

NIKON D810 ニッコール70-200mm F2.8 1/400秒 ISO200

展望デッキの周辺にはたくさんの水仙が植えられており、こちらもなかなかきれいだ。
思い切って絞りを解放し、前ボケ後ろボケを入れて中心の水仙を際立たせてみた。

NIKON D750 ニッコール70-200mm F14 1/80秒 ISO200

船岡城址の駐車場から、三の丸広場に向かって登って行く途中で朝5時前に撮影したもの。丘の麓にある駐車場に車を停め、三の丸広場、観光物産館、スロープカーの駅と登って行くのだが、この間の道はほとんどすべて桜で覆い尽くされている。

NIKON D810 ニッコール70-200mm F8 1/500秒 ISO400

こちらがスロープカー。丘の中腹にある大型車用駐車場から山頂まで305mを登るレトロな雰囲気の乗り物。山頂までは徒歩でも十分登れるので、スロープカーに乗るよりも桜の間を走るスロープカーを撮影しながら登るのがお勧め。冒頭の写真のように横位置でスロープカーが桜から顔を出したところを撮影するのもよし、縦位置で山頂の平和観音を入れて撮影するのもいい。

NIKON D810 ニッコール70-200mm F5 1/4000秒 ISO200

山頂広場にある「船岡平和観音」。山頂広場には、うどんなどの軽食も食べられる売店があり一休みできる。

NIKON D810 ニッコール70-200mm F11 1/400秒 ISO200

NIKON D810 ニッコール70-200mm F11 1/400秒 ISO200

山頂広場からは周辺を360度見渡せる。確かに、ここに城があれば周辺の様子がすべてわかるだろう。
上の写真が、船岡駅方向を撮影したもので、桜に囲まれた三の丸広場の向こうに千本桜が続いている。
下の写真が、大河原駅方向で蔵王連峰を正面に望む。名物「萩野の月」の工場も見える。

船岡城址公園内の地図(園内の案内板より)

最後に、船岡城址公園内にある案内板を載せておく。
千本桜、しばた千桜橋、樅の木は残った展望デッキ、スロープカー、平和観音の位置関係が良くわかると思うので、参考にしていただければと思う。

撮影スポット情報

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写真家情報

阿部吾郎詳細

得意分野 風景 拠点 11埼玉県 所属団体 日本旅行写真家協会
分類 プロカメラマン

トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。

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