2016.11.09
連載阿部吾郎の日本撮影スポット巡り
【東京都・世田谷区】招き猫発祥の地「豪徳寺」で招き猫の群れを撮る
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井伊家の菩提寺にして、招き猫発祥の地と言われる東京世田谷区の豪徳寺。奉納されてどんどん増えていく招き猫の他にも、ところどころに猫が隠れています。
豪徳寺を訪れたのは10月中旬ごろ、紅葉にはちょっと早い。天気は曇り。
まずは、門の外から境内を撮影。かなり雲が厚く暗めだったので、ISO400にしてシャッタースピードを確保。
この三重塔は、平成に入ってから建てられた新しいものだ。
逆光で無理やり撮影。塔の暗い部分に合わせると明るい部分がすべて真っ白になるので、-1補正で撮影。
それでも空は白とびしているが、もともと曇りで真っ白だったのでこれでよいとしよう。
よーく見ると猫がいます。
この日は、望遠を持っておらず、55mmいっぱいで撮ってここまでです。
紅葉している葉っぱが少しだけありました。
-2補正で暗めに撮って背景の緑と紅葉の赤を強調。
手前の紅葉にAFがなかなか合わず、マニュアルフォーカスで撮影。
裸眼で撮ったら老眼がたたって少しピントが甘い。
豪徳寺に来たら、これを撮るのが楽しみです。
できるだけたくさん招き猫を入れて撮るのもいいし、最初の写真のように1ぴきに焦点を合わせて
背景をぼかすのもいい。
いろいろな工夫ができる被写体だ。
このお寺は井伊家の菩提寺である。
井伊家はもともと今川氏に仕えていたが滅亡後、徳川家に仕えた。
第24世の井伊直政は関ヶ原で戦功をあげ、近江などに18万石を与えられた。2代の直孝も大坂夏の陣で戦功をあげ、近江、下野、武蔵国世田谷に合計30万石を与えられ、譜代大名の筆頭格になった。その家格は幕末まで維持され時には大老に任じられ幕政に参画した。
境内には、井伊家歴代当主の墓がある。幕末の大老、第13代井伊直助もこの地に眠っている。お墓には自由に入れるが、お墓を撮影するのは気が引けて、写真は撮らなかった。
撮影スポット情報
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。