2016.11.14
絞り
- フォトテクニック
- 基礎知識
レンズの中で複数枚の羽根で虹彩の形状を作って機械的に光路の面積を変えている機構の事です
・絞りは現在は虹彩絞りと言って、レンズ周辺から中心に向かって絞りが開閉する形式が主流です
・絞り値はそのレンズの焦点距離とレンズ最大有効径の比です。 例:50mmf/2のレンズはレンズの最大有効径は25mmとなります
・ズームレンズは焦点距離が変わるので、絞り値が一定で有効径が変化できるように設計してあるものもあれば、有効径が一定で焦点距離によってF値の変化するものもあります。
・光量の変化は虹彩が作り出す光束通過面の面積に比例します。従って光量を半分にするには口径を1/√2ずつ変化させることになります
・そのため、絞りの基本系列数値は√2刻みとなっている ここがシャッタースピードやISO感度の数値変化と異なるところです
・被写界深度とは、結像面上で、ボケが許容できる範囲の焦点面のズレ量(焦点深度)が対応する被写体側の範囲のこと。
・絞りを開けたときには、レンズの周辺部の光束まで結像に関与し、許容ボケ量の範囲が狭くなります
・絞りを絞っていくと、光軸(中心)付近の光束だけで結像されるため、許容ボケ量の範囲が広いです。
・図は結像面の焦点深度を表しているが、対応する被写体の位置の変化と同等に考えられるため、この図を使いました
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。