2018.09.22
ツーリズムEXPOジャパン2018の様子とちょっと人物撮影の話
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今年も東京ビッグサイトにてツーリズムEXPOジャパンが開催されております。
9月20日・21日が業界・メディアのみ、22日と23日が一般日となっています。
昨日、メディアとして参加した会場の様子と、ちょっとだけ人物撮影の話をしたいと思います。
ツーリズムEXPOは今年も盛況ですが、ここ何年かの傾向ですが、海外ブースが以前に比べ全体的にさびしくなり、一方日本国内のブースは盛り上がりを見せています。
インバウンドの好調さが、ここでもはっきり出ています。
日本人の海外旅行が下火、というわけではないのでしょうが、旅行の情報収集もこういうところで紙のパンフレットを集める時代から、スマホで手軽に情報が入手できる時代へ移行していることも背景にありそうです。
日本商工会議所のブースは、盆踊り会場のようになっており、ひときわ目立っていました。
秋田は、やっぱり何かと話題の秋田犬押し。ブースの屋根に大きな秋田犬が2匹いました。
高知は竜馬ですね。着ぐるみもたくさん見かけました。
いろいろお世話になっている兵庫県のブース。赤穂市、姫路市、明石市などが出展しています。
カンボジア政観のブースのきらびやかなお姉さん。
旅行博には、ミス〇〇やキャンペーンガールの方がたくさんおられて、気軽に写真撮影に応じてくれます。
人物撮影の練習にはとてもいい機会になりますし、もちろんこんなに美女を気軽に撮影できる機会もなかなかありません。
どんどん声をかけて撮影しましょう。
さて、ここでちょっと人物撮影のお話です。
今回は、「旅と写真.com」の姉妹サイト「トラベルガイド・マレーシア」の取材のためマレーシアブースに立ち寄りました。
上の3枚の写真は、マレーシア観光芸術大臣のモハマディン・ビン・クタビ氏のスピーチの様子を撮影したものです。
私は、人物撮影を主とするカメラマンではありませんので、スタジオでライティングを行い本格的な人物撮影を行うことはないのですが、こうした取材、スクール写真、スポーツ写真などは撮影しています。
取材での人物撮影で、私なりに気を付けていることを書いてみましょう。
まず、全身横、全身縦、バストアップの3つの構図は押さえておくこと。
ある程度、ISOを上げても、SSは少し早めにしてブレないようにすること。
話をしている人物の、一瞬の表情を捉えること(いい表情というより、原稿を見るため下を向いているところを避けるのと少し口があいてしゃべっている感じがでていることがポイント)。
ホワイトバランスはその場で調整して、会場の雰囲気をしっかり再現すること。
あとは、当然ですが適正な露出を確保することです。
これはある調印式の写真ですが、これはもちろんこの瞬間を抑えるのが一眼大事ですね。
なおフラッシュですが、直当てするとべったとした写真になってしまいますので、真上に向けキャッチライトパネルを立てて撮影しています。
TTL発光で+1.0とちょっと強めにすれば、ちょうどうよい光が人物にあたります。もちろん被写体までの距離にもよります。
今回は、真ん前で撮影しました。離れている場合は、光量に気を遣いながら直当てすることになります。
身近な人を撮影するときにも役立つと思いますので、是非参考にしてみてください。
なお、マレーシアブースでのセレモニーの様子は下記のリンクをごらんください。
参考URL
トラベルガイド・マレーシア http://malaysia.travelguide.co.jp/info//item/1707関連記事
写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。