2017.10.17
流し撮りに慣れよう
- フォトテクニック
- 上級
- 撮影技術一般
流し撮りは動きのある被写体に、カメラの動きを同期させて、背景などの静止物を敢えてブラせて撮ります。動きに一層の躍動感を添える撮影テクニックです。慣れるまで中々難しいですが、成功すると満足感が得られます
同じ条件の撮影ですが、カメラを振る速度にムラがあると、失敗コマもでます。 めげずに何度も連写し続けると、そのうち成功例も出てきます
プロペラ機の撮影はプロペラの円形状の回転が止まらないように写すのが綺麗です。 着陸寸前の速度でも像の移動量はかなり早く、流し撮りしないと、全体がブレてしまいます。 成功すると満足度の高い被写体となります
望遠レンズを使って、像面速度が速いと、かなり早くカメラを振る必要があり、1/50でもかなりブレます。 特に距離的には手前背景がより大きくブレて、都合よく撮れます
列車の電光表示はLEDのスキャン型が主流なので、1/100以下でシャッターを切らないと、電光表示に表示キレが生じます。 向かってくる被写体は像倍率も変化するため、わずかにズーム操作しながら、カメラを振ります。 やや高度なテクニックになります。
動きのある動物は、顔と目にピントが合って、止まった構図できっちり写れば、手足は多少動いた方が躍動感が出ます。 そのため目にピントを合わせて、顔の動きに同調させて連写します。 そうすると多くの場合、手足がブレて撮れます。 慣れてきたら、一層のスローシャッターで撮ってみましょう。
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。