2019.08.29
連載兵庫県フォトライブラリー
兵庫県フォトライブラリーNo.18 姫路・加古川の観光スポット
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兵庫県の魅力を写真で紹介するシリーズの第18弾は、姫路城と日岡山公園のさくら風景を中心に、姫路と加古川の観光スポットをご紹介してまいります。姫路城のすぐ横にある回遊式庭園「好古園」、映画ラストサムライのロケ地として有名な「書写山圓教寺」、創業110年の日本酒メーカー「灘菊酒造」、加古川にある聖徳太子ゆかり名刹「鶴林寺」といった魅力的なスポットが登場します。
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兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」フォトライブラリーよりダウンロードしていただけるようになる予定ですが、現在準備中です。準備が整いましたら、当サイトのTOPページ「お知らせ」にて告知いたします。
【姫路城の桜】
世界文化遺産・国宝姫路城。春になるとソメイヨシノ、シダレザクラなど約1000本の桜が咲き誇ります。鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と桜の美しい景観は、「日本の桜の名所 100選」にも選ばれています。
【好古園】
姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」は、姫路市制百周年を記念して造営された池泉回遊式の日本庭園です。面積は約一万坪(3.5ha)有り、平成4年4月29日に開園しました。「好古園」という名前は、現在の庭園入口付近にあった藩校「好古堂」に因んで命名されました。
世界遺産・国宝姫路城を借景とし、発掘調査で確認された屋敷跡や通路跡の地割を活かした趣の異なる9つの庭園群で構成されています。また、屋敷門や長屋門、白壁や築地塀が続く佇まいは、江戸時代の武家屋敷のような景観で、多くの映画や時代劇のロケ地として利用されています。
【書写山圓教寺】
書写山圓教寺は、966年(康保3年)性空上人によって開かれた天台宗の古刹です。西国三十三所観音霊場の第二十七番札所で、延暦寺、大山寺と並ぶ天台宗の三大名刹のひとつで「西の比叡山」とも称されています。僧侶の修行の道場であった境内は静寂で凛とした空気に包まれています。
ここより境内という山門(仁王門)をくぐり10分ほど歩くと、正面に「摩尼殿」が現れます。「摩尼殿」は京都の清水寺と同じ掛造りといわれる工法で建てられています。
「摩尼殿」から杉木立を抜けると、国指定重要文化財の「三つの堂」、「大講堂」「食堂(じきどう)」「常行堂」があります。食堂の2階は宝物館になっています。
このお寺は、映画やドラマのロケ地としても有名です。映画では「ラストサムライ」や「本能寺ホテル」、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」「軍師官兵衛」のロケ地になりました。
【灘菊酒造】
1910年(明治43年)創業の日本酒メーカーです。創業当時からの木造酒蔵が現存しており、酒蔵見学ができます。
趣のある酒蔵には、創業当時から昭和30年代まで使用されていた酒造りの道具などが展示されています。直売所では、試飲も買い物も楽しめます。木造酒蔵を改装した「酒蔵レストラン」が併設されています。
灘菊酒造の杜氏は、蔵元の三女 川石光佐さん。全国でも珍しい女性杜氏として活躍されています。また、こちらの敷地は黒田官兵衛の側近であった黒田家筆頭家老栗山善助の屋敷跡です。駐車場の赤い2階立てバスの横に大きな甕のモニュメントがあります。
【日岡山公園】
加古川市で最大級35.8haの広さがある総合公園です。一帯は日岡山古墳群と呼ばれ、日岡御陵(景行天皇の皇后の墓)をはじめ5つの前方後円墳があります。
グラウンド、体育館、武道館、野球場、テニスコート、プールなどスポーツ施設も充実しています。また、春はソメイヨシノ、カンヒザクラ、オオシマザクラなど約1000本の桜が咲き誇るお花見スポットです。お花見シーズンの夜には、ぼんぼりでライトアップされ、夜桜見物も楽しむことができます。
【鶴林寺】
加古川市にある仏教寺院、山号を刀田山(とたさん)といい、宗派は天台宗、本尊は薬師如来です。新西国三十三箇所第27番札所になっています。鶴林寺の創建については、わからないことが多いようですが、「鶴林寺縁起」に、次のような歴史がうかがえるくだりがあるようです。
以下、HP鶴林寺の歴史より抜粋
「蘇我氏と物部氏の争いを避け、高麗出身の僧・恵便(えべん)は播磨の地に身を隠していた。聖徳太子はその恵便の教えを受けるためにわざわざ播磨を訪ね、後に3間4面の精舎を建立させ「刀田山四天王聖霊院」と名付けられる。崇峻天皇2年(589年)、これが鶴林寺の始まりとされている。」
本堂(国宝)や太子堂(国宝)などの建築物、「金銅聖観音立像(あいたた観音)」などの仏像、絵画、工芸品にいたるまで、国宝2件を含む多くの文化財を有することから、播磨の法隆寺とも呼ばれています。
*撮影:トラベルガイド株式会社 阿部吾郎