2019.01.23
連載兵庫県フォトライブラリー
兵庫県フォトライブラリーNo.10 丹波篠山の歴史と風土 ー城・街並み・丹波焼・ぼたん鍋ー
兵庫県フォトライブラリーNo.10
- 旅の撮影スポット
- 28 兵庫県
- 秋
- 兵庫県フォトライブラリー
丹波篠山は、いろいろな意味で非常に豊かな場所です。豊かな自然環境があり、丹波焼、デカンショ節などの文化・伝統、篠山城を中心とした歴史の街であり、栗・黒豆・ぼたん鍋などすぐれた食材もたくさんあります。そんな丹波篠山の魅力を写真でご紹介していきます。
***このページに掲載されている画像をご利用いただけます***
このページは、兵庫県のフォトライブラリーとなっており、フリー素材としてご利用いただけます。
画像の下のリンクをクリックしていただきますと、兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」フォトライブラリーのダウンロードページに遷移します。利用規約をご確認の上、ダウンロードしてください。
【丹波焼最古の登り窯】
1895(明治28)年築窯の現存する最古の登り窯で、兵庫県の重要有形民俗文化財に指定されています。上立杭の里山の斜面にあり、全長47メートル、9つの焼成室があります。
平成26年から2年間をかけて、窯元、復興支援サポーター、多くのボランティアにより大修理が行われました。
毎年ゴールデンウィークに3昼夜かけて焼成が行われます。窯元と一緒に子どもたちや一般の人も、窯詰め、焼成、窯出し作業までの一連の工程を体験することができます。(申込み、参加費用が必要)1300℃で焼かれる窯の様子は昼夜を通して誰でも自由に見学できます。
【陶の里・窯元横丁】 【陶の里・陶芸教室】 【集落丸山】 【集落丸山・明かり(佐古田家)】 【集落丸山・ほの穂(斎藤家)】 【篠山城・大書院】
陶の里(すえのさと)は、里山の緑に囲まれた丹波立杭にある伝統工芸公園です。施設内には、丹波焼の展示即売場窯元横丁、陶芸教室、レストラン、研修施設、テニスコート、バンガローなどが揃っています。
窯元横丁では、50軒を超えるの窯元の作品を見比べながら購入することができます。伝統的な丹波焼からカラフルでモダンなものまで見ているだけでも楽しい時間を過ごせます。横丁風に作られた店内をゆっくり見て回りお気に入りの窯元を見つけましょう。
陶芸教室では、粘土細工や絵付けを体験できます。初心者の方は手びねりや板づくりで、腕に覚えのある方は電動ロクロで作品をつくることができます。
釉薬をかけて完成までプロの窯元が手掛けます。窯元によって釉薬や窯(ガス・電気)に違いがあるので、どんな色に仕上がるかはお楽しみです。完成した作品は宅配便で送ってもらえます。
その昔、丸山集落は篠山城の水源を守る「水守」の集落でした。丸山集落は山里に築後150年以上の家々が点在する美しい景観で知られた所でしたが、空き家が多くなり限界集落と言われていました。
空き家の持ち主から建物を借り受け、3棟の古民家をリノベーション、2棟が滞在型施設に生まれ変わりました。
「古民家の宿 集落丸山」は一棟貸し切りで宿泊できます。朝食は近所の農家さんが届けてくれます。それぞれ、5名様まで宿泊可能です。
薪ストーブとウッドデッキがあります。集落の中でも高台にあるので見晴らしがよいです。
「おくどさん(竈)」と「五右衛門風呂」が残っています。五右衛門風呂は薪で火起こし・湯沸かし体験ができます。
慶長14年(1609)、大書院は篠山城築城と同時に建てられました。明治時代の廃城令の取り壊しからは免れたものの、昭和19年(1944)1月6日夜に惜しくも焼失してしまいました。平成12年(2000)3月に篠山市民の熱い願いと寄付により再建されました。再建にあたっては、総合的な学術調査が行われ、それをもとに忠実に復元されました。
最も格式の高い上段の間の障壁画は、江戸時代初期の狩野派の屏風画を転用したものです。大書院造営当初のような豪華な美しさがよみがえっています。
陳列されている甲冑は市民の方が手作りしたもの。着付け体験ができます(要予約)。
虎の間に並ぶ手作り甲冑
源氏の間に飾られた大書院構造模型
上段の間
上段の間
次の間