2019.08.27
連載兵庫県フォトライブラリー
兵庫県フォトライブラリーNo.15 有馬温泉と三田の観光スポット
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兵庫県の魅力を写真でお伝えするシリーズの第15弾は、神戸の北側にある日本最古の温泉と言われる有馬温泉と三田市の観光情報をお届けします。有馬温泉は、金泉と呼ばれる赤褐色の温泉から温泉街、泉源の様子を、三田は観光スポットとして「有馬富士公園」、お買い物スポットとして「三田プレミアムアウトレット」を、そしてイチゴ狩りの様子をお伝えします。
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【有馬温泉】
日本三古泉の一つである有馬温泉は、関西の奥座敷と呼ばれ、太閤秀吉も何度も訪れた温泉です。「金泉」「銀泉」と言われる2つの異なる泉質の湯が湧き出ています。
「金泉」は赤褐色の含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、「銀泉」は無色透明の炭酸泉やラドン泉です。炭酸泉は有馬名物の炭酸煎餅作りやサイダーに利用されました。
温泉街には7つの泉源があり、湯けむりが立ち上っています。
≪金の湯≫
温泉街の中心にある公共の外湯です。温泉は赤褐色に濁った「金泉」です。男湯女湯それぞれ3つの湯舟があり、金泉の湯舟が2つと水道水の白湯の湯舟が1つあります。金泉は44度の「あつ湯」と42度の「ぬる湯」に分かれています。
開館前から行列ができる人気の温泉施設です。
館外に「太閤の足湯」(無料)があります。入り口横にある「太閤の泉」は銀泉を引いていますが、飲むことはできません。
≪有馬温泉街≫
太閤通りにある「阪急バス有馬案内所」と「若狭屋」の間の路地が有馬本街道(湯本坂)です。軒先に丸い電球がついた格子戸のある木造家屋がレトロな町並みを作っています。
佃煮の老舗、竹細工、炭酸煎餅、人形筆など有馬名産の土産物店や飲食店が並んでいます。坂や階段が多いですがこじんまりした温泉街なので、外湯めぐり、泉源めぐり、土産物店を見ながらの散策が楽しめます。
≪御所泉源≫
まわりには柵があるので、天神泉源のように近づくことはできませんが、坂道の上から全体を見渡すことができます。「含鉄・ナトリウム一塩化物強塩塩泉」の金泉です。
≪妬(うわなり)泉源≫
有馬本街道(湯本坂)を上って行くと、赤い鳥居と小さな社があります。ここが妬神社でかつては傍らの井戸から温泉が沸いていました。
美しく化粧をした女性がそばに立つとお湯が嫉妬して高温の湯が噴き出したことから、妬湯(うわなりゆ)と名付けられたと言われています。井戸のお湯が枯れてしまったため、神社の裏に新しく妬泉源が発掘されました。泉質は含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉の金泉です。
≪天神泉源≫
有馬天神社の境内にある泉源。煙突から勢いよく湯煙が上がり、ゴボゴボという音が聞こえます。有馬温泉の中でも代表的な泉源です。地下185mから汲み上げられ、海水のおよそ2倍の強塩泉です。
泉質は含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉の金泉です。
≪極楽泉源≫
立ち寄り湯「銀の湯」の裏手にあります。別名「願いの湯」とも呼ばれています。
泉質は含鉄ナトリウム、塩化物強塩高温泉、温度:94.3℃の金泉です。
≪炭酸泉源≫
温泉街の奥の高台、射場山の麓にある炭酸泉源公園に炭酸泉源があります。神社の屋根のような4本柱の建物の下から炭酸泉が湧き出ています。
有馬銘菓「炭酸せんべい」は明治の頃、この炭酸泉をせんべい作りに利用したのがはじまりとされているようです。
泉質は単純二酸化炭素泉で温度18.6℃ 、飲泉用の蛇口があります。炭酸水であることは確認できますが、かなり鉄分が含まれています。
≪温泉寺と温泉神社≫
「温泉寺」は、724年(神亀元年)行基上人が「温泉で人々を病から救おう」と建立した寺院です。本尊は薬師如来、正式名称は「温泉禅寺」と言い、黄檗宗(おうばくしゅう)のお寺です(黄檗宗とは、臨済宗・曹洞宗と並ぶ日本三禅宗の一つ)。
行基上人と中興の仁西上人の木像が祀られています。波夷羅大将立像と黒漆厨子が重要文化財に指定されています。
温泉寺の下にある駐車場右手の鳥居をくぐって階段をのぼっていくと、有馬の氏神・温泉守護神として崇敬されている「温泉神社(とうせんじんじゃ)」があります。祭神は大己貴命・少彦名命・熊野久須美命の三神。子宝神社としても有名です。
≪ねね橋とねね像≫
温泉街の中心部、有馬川にかかる赤い欄干の橋が「ねね橋」です。橋のたもとに秀吉の正室「ねね像」があります。
湯けむり広場の太閤秀吉像と有馬川を挟んで向かい合っているように立っています。春は桜、秋は紅葉と赤い欄干がきれいな写真スポットです。
≪有馬川親水公園≫
有馬温泉の中心を流れる有馬川沿いに整備された公園です。太閤橋とねね橋の間の両岸に遊歩道があり、散策や水遊びができます。
≪湯けむり広場と太閤秀吉の像≫
有馬温泉駅を降りて右手に行くと、「湯けむり広場」があります。中央には、湯けむりに見立てて作られた滝のような噴水があります。右手には、有馬温泉を愛した「太閤秀吉の像」があり、有馬川をはさんでねね像と向き合っています。
噴水前に立つ小さな「かっぱの像」は、姉妹提携をしている札幌市定山渓温泉から提携20年を記念して贈呈された友情の像です。
【有馬富士公園】
2001年(平成13年)に開園した、県内最大の都市公園です。豊かな自然を活かした園内には、棚田、鳥の道、水辺の生態園、草地の生態園、かやぶき民家、あそびの王国などが整備されています。多目的ホールや会議室がある「パークセンター」、体験型自然学習施設「三田市有馬富士自然学習センター」もあります。「ガーデン階段」からは、福島大池越しの有馬富士が一望できます。
【神戸三田プレミアムアウトレット】
ロサンゼルス市郊外の高級住宅地「パサディナ」をイメージして建てられた西日本最大級のアウトレットセンターです。
国内外の有名メーカー&ブランド・セレクトショップ、アウトドア、スポーツ、シューズ、インテリア、生活雑貨、レストランなど約210店舗が軒を連ね、大人の街並みを作っています。
隣接するイオンモール神戸北への連絡ブリッジがあります。
【三田 イチゴ狩り】
高設栽培で丁寧に清潔に育てられています。イチゴに土がつかず清潔で足元も奇麗です。大人の方なら腰位の高さにイチゴの実がなっているので、立ったまま摘み取りができます。
赤いイチゴと緑の葉のコントラストがきれいなハウスの中は甘いイチゴの香りでいっぱい。大きなイチゴを摘んで、皆さんとても嬉しそうです。それに摘みたての真っ赤なイチゴは味も格別です。
ハウスの中はかなり温度が高くなるので、外が寒い時期のイチゴ狩りもお勧めです。イチゴ狩りのシーズンは1月中旬~6月上旬。どのハウスも予約が必要です。
*撮影:トラベルガイド株式会社 阿部吾郎
撮影スポット情報
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