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2021.06.24

連載地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー

兵庫県立明石公園・みごとな石垣、さくらの名所、明石の町を一望、野鳥も撮れる撮影スポット-地元を見直す小さな旅・兵庫編 No.11-

地元を見直す小さな旅・兵庫編 No.11

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江戸時代初期に築城された明石城の広大な敷地を、大正7年に県立公園として整備したのが明石公園です。築城当時から残る石垣や、巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)などの遺構が残されています。公園内は野球場や運動場、ボートに乗れる大きな池(剛ノ池)もあり市民の憩いの場となっています。この剛ノ池にはカワウのコロニーがある他、様々な野鳥が見られます。また、公園全体がが桜の名所として知られています。

***地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー***

コロナウイルスの影響により、海外旅行はもちろん国内で県をまたぐ旅行もなかなか行きにくい状況が続いています。そんな中、最近提唱されているのが「マイクロツーリズム」という概念です。遠くに旅行にいくのではなく、敢えて地元の魅力を再発見する小さな旅に出かけようというコロナの時代の旅のすすめです。まず、私の地元兵庫県から、このテーマに取り組んでみようと思います。

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約400年前の築城当初から残る巽櫓と坤櫓です。
明石公園は、JRや山陽電鉄の明石駅のすぐ北側にあります。アクセスもしやすく、気軽に行ける撮影スポットです。

巽櫓の下から撮影しました。おすすめの撮影ポイントです。

坤櫓の横から東の方を見た風景。遠くに明石海峡大橋も見えます。

坤櫓から下を見下ろすと、公園内にあるトーカロ球場が見えます。高校野球の兵庫予選で使われる球場です。

トーカロ球場、桜が咲いていますね。
桜の時期の公園内の風景をご覧ください。

2つの櫓を結ぶ石垣の下の通路。向こうに見えているのは明石天文台。

ここからは、公園内にある剛ノ池をご紹介します。

池の周りを一周できる遊歩道が整備されています。ベンチも多く設置されており、池を眺めながらゆっくりお弁当を食べたりすることもできます。
ペダルボートに乗ることもできます。

剛ノ池の周りにも桜の木がたくさんあります。

桜のアップ写真を撮ってみました。こういう写真、撮ってもどこの桜かわからないので、あまり撮らないようにしているのですが、あまりにきれいだったのでついつい撮影。
上は、八重桜で、光の当たり具合とピンクの美しさが強調されるよう意識して撮りました。下は、ソメイヨシノで逆光の透け感を狙いました。

池の東側の林の中に、カワウのコロニーがあります。カワウの様子を観察するのも面白いですよ。

木の上にたくさんカワウが止まっています。

春になると子育ても様子も見られます。カワウの落とし物に注意。

数羽の群れで狩りをする様子も見られます。

人慣れしているせいか、近寄っても逃げません。黒い羽が美しいですね。

カワウ以外にも、様々な野鳥が見られます。

アオサギもたくさんいます。カワウのコロニーの近くにアオサギの巣もあります。カワウ同様、この場所で繁殖している鳥です。

冬は多くのカモ類が飛来します。エサをもらえると思っているのかボートについて回る様子が見られます。
よく観察すると、周辺の林にもエナガなどの小鳥を見つけることができます。

公園の入口にあるサービスセンターです。車いすの貸し出しや、落とし物の問い合わせなどに対応してくれます。
カフェや無料で利用できる休憩スペースもあります。

明石公園から歩いて5分ほどの場所に、魚の棚商店街があります。名物「明石焼き」のお店もたくさんあります。
だいたいのお店はテイクアウトも可能ですので、春や秋の季節が良いころに、明石焼きを買って剛ノ池のベンチで食べるのがおすすめです(ゴミは持ち帰りましょう)。
魚の棚では、タコ飯、天ぷらなど、テイクアウトできるメニューが他にもいろいろあります。

明石公園は、アクセスもしやすく、カメラ片手に気軽にでかけるのにもってこいの場所です。広い公園で、密になることもほとんどありません。
是非、週末にのんびりでかけてみてください。

撮影スポット情報

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写真家情報

阿部吾郎詳細

得意分野 風景 拠点 11埼玉県 所属団体 日本旅行写真家協会
分類 プロカメラマン

トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。

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