2020.06.26
連載地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー
神戸市立森林植物園・森の中に幻想的に咲くあじさい -地元を見直す小さな旅・兵庫編 No.1-
- 旅の撮影スポット
- 28 兵庫県
- あじさい
- 春
- 地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー
神戸市立森林植物園は、神戸の中心部から車で1時間弱、六甲山地に位置しています。1940年に整備が開始された歴史ある公園で、1200種類もの樹木が自然の中に展示されています。スポーツ広場や展示館、レストランもある複合施設ですが、今回はあじさいが咲く園内の風景をご紹介します。
***地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー***
コロナウイルスの影響により、海外旅行はもちろん国内で県をまたぐ旅行もなかなか行きにくい状況が続いています。そんな中、最近提唱されているのが「マイクロツーリズム」という概念です。遠くに旅行に行くのではなく、敢えて地元の魅力を再発見する小さな旅に出かけようというコロナの時代の旅のすすめです。まず、私の地元兵庫県から、このテーマに取り組んでみようと思います。
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神戸市立森林植物園は、あじさいの名所として知られています。花の密集度や色合いなどによる華やかさ、派手さからすると、鎌倉や伊豆下田などに比べると少々物足りなさを感じる部分もあります。しかし、ここのあじさい風景には特徴があります。森林公園というだけあって、園内は多くの木々が茂り、木漏れ日があじさいの花にいい感じのコントラストを与えています。また、森を背景にしたあじさいの風景も、あまり他では見られません。あじさいの種類も豊富ですので、アングルを工夫しながらここならではの写真を撮ることができます。
あじさいの時期は午前8時に開園します。開園と同時に入園し、朝の優しい木漏れ日の中撮影しました。
あじさいは花が大きいので、ひとつの花の中で光のコントラストを意識して撮影してみましょう。
今回は、最近購入したFUJIX-T4のデビュー戦でした。フィルムシミュレーションのVelviaを使って、少々派手目に仕上げてみました。X-T4に関しては、改めて記事を書きますが、なかなか使い勝手のいいカメラです。
レンズは56mmアポタイゼーションレンズを使用しましたが、やはりボケが綺麗に出ています。
木々を背景に使うことを意識して撮影すると、森林公園のあじさいならではの風景が撮影できます。
森の中で咲いている感じを意識して撮影したのが、上の2枚です。
森林公園のあじさいは、平野部に比べ開花が遅いのと、様々な種類があり咲く時期にもズレがあるので7月中旬ごろまで楽しむことができます。
撮影スポット情報
神戸市立森林植物園ホームページ(外部リンク)
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。