2020.08.05
連載地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー
六甲高山植物園で季節の花を愛でる -地元を見直す小さな旅・兵庫編 No.4-
- 旅の撮影スポット
- 28 兵庫県
- 花・植物
- 夏
- 地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー
六甲山高山植物園は、昭和8年に開設された由緒ある植物園です。北海道南部に相当する冷涼な気候を生かし多くの高山植物を栽培しています。11月下旬から2月上旬の冬季閉園期間を除き、春・夏・秋の様々な植物を観察することができます。神戸中心部から車で40分程度で来られるのも魅力です。
***地元を見直す小さな旅ー兵庫編ー***
コロナウイルスの影響により、海外旅行はもちろん国内で県をまたぐ旅行もなかなか行きにくい状況が続いています。そんな中、最近提唱されているのが「マイクロツーリズム」という概念です。遠くに旅行にいくのではなく、敢えて地元の魅力を再発見する小さな旅に出かけようというコロナの時代の旅のすすめです。まず、私の地元兵庫県から、このテーマに取り組んでみようと思います。
*********************
園内は、それほど広くはなく、ゆっくり歩いて1時間30分から2時間ぐらいで見て回れます。入場料は大人700円(小学生以下350円)、駐車場代500円、定休日は木曜日、冬季は閉園します。今年の営業は11月23日までです。
内部は、湿生植物区、ロックガーデン,ヒマラヤ区、あじさい園、樹林区、お花畑とエリアが分かれていますが、それぞれに季節ごとの花がいつも咲いています。もちろん、季節によってメインで見るべき場所が変わりますが、入園の際、その季節のみどころを記したマップをもらえるのでポイントを見落とすことなく見学することができます。
山小屋カフェ「エーデルワイス」、お土産ショップ「アルピコラ」が園内にあり、散策が終わったらショッピングや食事を楽しむのもいいでしょう。
さて、ここからは夏の花々の写真をごらんください。
夏の花の主役はユリですね。ヤマユリは園内のあちらこちらに咲いています。
絶滅危惧種に指定されている日本の固有種タキユリも見られます。
ニッコウキスゲは、本場の関東では見られるスポットが多いのですが関西では珍しいですね。
訪問した際、一番カメラマンが集まっていたのはこの「レンゲショウマ」です。
こちらは「キレンゲショウマ」、レンゲショウマよりたくさん見られますが、まだつぼみが多かったです。
「タマアジサイ」です。他のあじさいよりも開花が遅く、8月上旬でもまだ見られます。たしかにつぼみが玉のようですね。
9月27日まで「食虫植物のひみつ展」というイベントをやっていて、小便小僧広場のところに様々な食虫植物が展示されていました。
子どもさんたちに受けが良さそうです。
西入口のところで、食虫植物の販売もやっています。
花々で癒され、森林浴でリラックス、カメラ片手にのんびり散歩するのがお勧めです。三脚を立てて気合いれて撮るのもいいですが、コンパクトカメラや軽めのミラーレスで気軽に撮るのもいいかもしれません。
なお、服装は夏でも長そでがおすすめです。そこまで寒いわけではないですが、蚊やぶよが結構います。虫よけもあるといいでしょう。
最後に、今回見つけたお花をもう少し。
撮影スポット情報
六甲山高山植物園
関連記事
写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
---|---|---|---|---|---|
分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。