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2020.05.16

連載伊東浩の「メープル街道をゆく」

秋のカナダのご紹介 いよいよトロントに 

伊東 浩の「メープル街道をゆく」 Vol.8

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さて、私のメープル街道の旅も残すところ、トロントとナイアガラ。今回はカナダの誇るVIA特急でトロントまで向かいます。でも北米の列車は日本の新幹線のような列車ではありません。走行速度も決して早くないです。またビジネスクラスは日本でいうグリーン車に該当しますが、日本のグリーン車ほど洗練されていません。暖かい食事が提供されゆったりとした一時が味わえます。暫し、車窓の景色を楽しんでみましょう。

暖かい食事。量的にはたっぷりあります。もちろんコーヒーサービスもついています。

途中いくつかの駅に泊まります。メジャーな「キングストン駅」では結構な人数の入れ替わりがあります。

五大湖の一つ、オンタリオ湖。これが見えてくるとトロントは近い。

カナダ最大の都市、トロントに到着。 こんな機関車が引っ張ってきました

オタワからは、セントローレンス川に沿って移動します。「メープル街道」ではありますが、この辺りは10月初めだとまだ紅葉していません。行程の半分ほど行ったキングストンを過ぎると、列車はオンタリオ湖の湖畔を走ります。まるで海のような景色、水平線が見えます。そして湖のほとりに大都市が見えてくると、トロントに到着です。

ではこの後はトロントの名所をいくつか紹介しましょう!

トロント大学の近くにあるオンタリオ州の議事堂。荘厳な大きな建物。

議事堂前の公園には野生のリスが一杯。この時期は木の実が豊富で、冬支度に向け餌を食べています。

トロントの新市庁舎

トロントの旧市庁舎

トロントのシンボル、CNタワーです。市内各所から見えます。

午後3時頃トロントにつくと、夕食までの間にプチ観光ができます。ホテルに荷物を置いて、地下鉄で簡単に街歩きが可能ですよ。おすすめはトロント大学周辺。隣にオンタリオ州議事堂がそびえたち、荘厳な雰囲気が漂います。そして議事堂前の公園には、冬ごもりを控えた野生のリスが餌を求めて一杯出ています。すばしこいですが絶好の被写体になりますよ。

その後地下鉄で2駅ほどで市の中心地 市庁舎前に出ます。隣接する伝統的な旧庁舎と対照的な新市庁舎は近未来を感じる、高層ビルです。時間がある方はこの中心地でお買い物するのもいいかもしれません。私はこの後夕食を予約したCNタワーの展望レストランに向かいます。CNタワーはトロントのランドマークの一つで展望台から見る夜景は目を見張る素晴らしさがあります。

レストランを予約しておくと、決められた時間に、タワー利用者の混雑とは無関係に専用エレベータで展望台に上がれます。 待たずに夜景が見られますよ~

レストラン利用者の専用スペースから南西側の景色。日没後の夕焼けも素晴らしい。

レストラン利用者の専用スペースから北東側の景色。高層ビルなど、大都市の景観が近未来的。

夕食の一部。シーザーサラダ。中々の量です。日本人では一人で食べると、他が食べられないかも。

スタッフドチキン。ハーブなどで香り付けした具をむね肉で包んであります。これも中々のボリューム。

ライトアップされたCNタワー、周りに高い建物が多く、近寄らないと全貌が見えません。

今宵の宿は市庁舎からほど近い、Holiday inn です。

トロントのナイトライフはやはり一回は行きたい、CNタワーでの展望ディナー。飛び切りのメニューが用意されているわけではありませんが、カナダ最大の都市の夜景を地上350mから見下ろしながらのディナーはやはり格別です。

ディナー前の時間帯には展望ウォークが出来、その回廊は窓ガラスの反射を極力抑えるために、天井塔を消灯し、足元のライトのみといった素晴らしい気遣いがありました。そのためガラス越しでも結構きれいな夜景が撮れます。 

そんなわけで、CNタワーの中に約2時間ほど滞在した、お洒落なナイトライプでした。レストランの予約は日本から日本語HPで予約できるので、便利ですよ。

撮影スポット情報

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写真家情報

伊東 浩詳細

得意分野 風景 拠点 -- 所属団体 日本写真家協会
分類 プロカメラマン

東京都小金井市在住 
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。

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