2020.01.08
連載伊東浩の「メープル街道をゆく」
秋のカナダのご紹介 ケベックシティーを歩こう
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ケベックシティーはカナダ東部ケベック州の州都であり、フランス系住民が多く住むフランス語が公用語の州です。17世紀にフランス系住民が移民し、18世紀の英仏戦争で英国に支配されましたが、フランス文化はそのまま残り現代に至っています。城壁で囲まれた旧市街地域は、欧州的街並みが数多く残る、歴史風致地区として人気があります。
ではそんなケベックの街を少し歩いてみましょう。
まずケベックで見ておきたい「名所」は州議会議事堂とキャピタル展望台。議事堂は中央に塔がある、ヨーロッパ調の荘厳な造りとなっています。時間によっては見学ツアーに参加できる。内部は資料館になっていますが、あまり見所は無く、外観の荘厳さをよく見たほうがいいでしょう。一方、議事堂の西側にあるビルの31階がキャピタル展望台と呼ばれ、旧市街を一望できます。入場料は14CADほどかかりますが、街歩きの見物箇所を策定する意味でも、入場することをお勧めします。
10月上旬は街中の紅葉が始まった時期で、赤、黄色と常緑樹のまだら模様がとてもきれいです
展望台から降りたら、大きな門 サンルイ門を抜け、ケベック要塞から港のデッキ、ノートルダム寺院辺りまで、旧市街の崖上・アッパータウンを散歩しましょう。街中でも木々によっては紅葉していますので、秋を感じながら散策ができるでしょう。天気が良ければ青空背景で歴史上の建物やモニュメントが見られます。素晴らしい景色ですねえ。是非青空と共に写真に収めてください。
アッパータウンを一通り見たら、是非河岸段丘の崖下・ローワータウンも散策しましょう。街自体は大きくないのでそんなに時間はかかりませんが、観光客は多いです。川沿いと崖下沿いがメインストリート。崖下沿いが色々面白いです。特に壁画が描かれた家、壁画自体は、壁が壊れた家かと思うくらい、精巧に描かれています。晴れた日は空と壁画の輝度差が大きいので、中々目で見たように撮れませんよ。
そんなわけで、ケベックでは市内の「はしり紅葉」と歴史探訪をしました。次回以降はいよいよ紅葉真っ盛りのメープル街道を通ってロレンシャン高原までの紅葉スポットをお届けします。乞うご期待!
撮影スポット情報
ケベックシティー観光
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。