2020.02.23
連載伊東浩の「メープル街道をゆく」
秋のカナダのご紹介 いよいよロレンシャン高原へ
伊東 浩の「メープル街道をゆく」 Vol.5
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いよいよメープル街道の最大のハイライト、ロレンシャン高原に向かって出発です。ロレンシャン高原はモントリオールから、約150キロ。それほど遠くではないので、途中寄り道をしながら、ゆっくりと行くことにします。ただ公共交通機関が乏しいので、今回は自由度の有る専用車で向かっています。ベテランの運転手さんで、ケベック州はフランス語圏なのですが、きちんとした英語を話してくれる方で助かりました。
高原エリアの入り口、サン・ソベール。真っ赤なメープルリーフです。
途中のサン・ソベールまでモントリオールから60キロ程、1時間ほどで到着。
この辺りは、いわゆる湖水地方で大小さまざまな湖があります。
モントリオールから、1時間ほどで高原エリアの入り口の街サンソベールに到着。ここでコーヒーブレークを兼ねて、ちょっと散策。カナダのシンボルメープルリーフの真紅の紅葉が真っ盛りでした。都市部のモントリオールでは、今一つの感じだったのですが、ちょっと標高が高くなった途端に、紅葉前線の中に飛び込んだ感じです。湖と紅葉の絶妙なコラボレーションもあり、2020年紅葉見学のお勧めも場所です。
サブール湖の周りの林道。砂利道で標識もなく、地元の人でないと中々運転できません。
サンタガトデ・モンというサブール湖畔の街。別荘地で湖の周りも整備されています。
いよいよ、ロレンシャン高原の中心地 モン・トランブランに向かって進みます。
専用車で話の分かる運転手さんのおかげで、林道クラスの道も良く走ってくれます。レンタカーを借りては、とてもこんなところは走れません。目的地に着く前に迷子になってしまいます。カナダの紅葉はカラマツの黄色とメープルの赤、そして常緑針葉樹の緑と、沿道沿いで緩やかに変化していきます。そして真っ赤なメープルが最も印象的! 天候も次第に回復し、青空も垣間見える状態となりました。まさにメープル街道のハイライトですね!
モン・トランブラン到着前に湖越しにみた町の景観。
モントランブランはスキーリゾートの開発された街。
無料のゴンドラがあり、やや高い位置から街を見渡せる。
宿泊ホテル ホリディ イン エクスプレス
モントランブランはトランブラン湖の湖畔に広がりスキーリゾートで、四季を通じてカナダの観光地です。市街地は狭く、3時間ほどあれば買い物や市内見物は十分にできます 車もいりません。というか自家用車は市街地脇の駐車場に停める形になっており、商店街、ホテル街は徒歩のみの移動です。紅葉の時期はカナダやアメリカからの観光客が多くいます。ホテルの規模は決して大きくないので、団体ツアー向きではなく、グループ旅行をお勧めします。
さあ、翌日は大して広くはないモントランブランをじっくりと歩いて紅葉を満喫します。乞うご期待!
撮影スポット情報
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。