2020.04.22
連載自然とのふれあい写真教室レポート
岬に咲く300万本の水仙とアロエの花、南伊豆と西伊豆の夕陽を撮る
- 旅の撮影スポット
- 22 静岡県
- 冬
- 自然とのふれあい写真教室レポート
「自然とのふれあい写真教室レポートNO3」2020年1月8日〜10日開催の「岬に咲く300万本の水仙とアロエの花、南伊豆と西伊豆の夕陽を撮る」のフォトリポートを副講師を務めた川名廣義がお届けします。ベースとなる休暇村南伊豆は弓ヶ浜に徒歩1分と最高のロケーションにあります。半世紀ぶりの弓ヶ浜を目の前にして、高校時代にバイクツーリングでキャンプした記憶が蘇り、テントの位置は?と自然に記憶を辿ってしまいました。現在はキャンプ禁止で弓状に広がった砂浜は変わらず優雅で美しく、都度違う表情を見せてくれました。伊豆がフォトジェニックなのは言うまでもありませんが、今回の撮影スポットでは、爪木崎、菜の花畑、奥石廊崎、アロエセンター、石廊崎、千貫門、松崎町、堂ヶ島、龍宮窟、舞磯浜、ペリーロードと多くの被写体に恵まれました。
1日目 午後1時、下田駅に集合した参加者はバスで爪木崎に。天候に恵まれ、水仙、アロエの花、波、など思い思いに熱写する。
次のポイントは菜の花畑。今年はひまわりとの競演。昨年夏のひまわりの種が異常気象で目を出し、生育して菜の花と競って咲き出したとのこと。
バスでの最後のポイント奥石廊崎。夕日のポイントは崖の上。止めたバスが揺れるほどの強風の中、日の落ちるまでの瞬間を捉る、立っていると飛ばされるほどの風との格闘でもあった。
日没後撮影終了。休暇村にチェックインし冷えた体を温め夕食へ。海の幸を堪能した後は持参作品の講評会。
2日目 6時フロントに集合後徒歩で弓ヶ浜へ。ロケハンで確認した日の出ポイントへ移動する、途中から水平線が徐々に赤みを帯びてきた。
この調子なら水平線からの太陽が捉えられると確信。
朝食後バスでアロエセンターへ。お土産にアロエクリームをいただく。斜面一面のアロエや温室内のアロエを捉えて石廊崎へ。
石廊崎灯台下から太平洋を切り取る。
11時撮影終了。バスに戻り千貫門に向かう。千貫門へは急な細い坂道を休み休み15分ほどかけて登り道の頂へ、青空と海が美しいが、今度は急な下り坂。ここで2名が撮影後の登りを考えて降りることを断念。
坂を下り千貫門へ、風邪は強く波も荒い。時折、ゴォー!ギャララー!ザラザラー!、と波に洗われる小石の音と、風音の中、それぞれのポイントで大岩と格闘す。1月とは思えぬ日差しの中日陰で弁当を広げ大自然を満喫。
急な坂を登った甲斐を実感。
千貫門の浜で食した弁当カスを持ち帰り、バスに。車内でも夏並みの体温は下がらずTシャツになる。バスは富士の絶景地の一つ雲見の浜へ。
その昔、水中眼鏡を外して洗った時にコンタクトをなくしたことがよぎったが景色が一致しない。年齢を重ねると風景の見え方が変わるようだ。
ここで富士をバックに記念写真。スマホからEOS6D MKⅡをリモート撮影す。(掲載許可をいただいていないので写真は失礼します)
次は松崎町の町歩き。なまこかべやノスタルジックな橋などレトロ感いっぱいです。
最後は堂ヶ島で夕陽を捉える
夕食後は弓ヶ浜にて月齢13日ほどの月あかりの波を撮影。水平線には大型船の灯が。高感度で波の表情をどう捉えるか?11時前に終了。
3日目 最終日も撮影予定は昼の解散まで詰まっている。まずは朝の弓ヶ浜へ。天候はもちろん波の動きも同じではない。前日との違いが表現方法の違いに現れる。朝食後は龍宮窟で吉永小百合さんの気持ちになってみる。そしてAUCMロケ地の舞磯浜。最後はペリーロードとひもの横丁を自由散策して下田駅で解散となりました。
移動距離が短い割に変化に富んだ景観に恵まれた撮影三昧の三日間でした。
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