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2019.07.01

連載自然とのふれあい写真教室レポート

【自然とのふれあい写真教室レポート】奥出雲の秘境「鬼の舌震」とトロッコ列車の沿線を撮る

自然とのふれあい写真教室レポート No.1 自然とのふれあい 休暇村写真教室2019 中国山地の山あいを走りぬけるトロッコ列車「おろち号」

  • 旅の撮影スポット
  • 34 広島県
  • 鉄道・駅
  • 自然とのふれあい写真教室レポート

今回は、「自然とのふれあい写真教室レポート No.1」ということで、2019年6月13日~15日の日程で開催された「自然とのふれあい 休暇村写真教室2019 中国山地の山あいを走りぬけるトロッコ列車「おろち号」」の様子を、講師を務めた伊東浩のレポートでお届けします。

日本旅行写真家協会が、休暇村協会と協力して 自然とのふれあい写真教室を企画・催行しております。 今回は広島県庄原市にある休暇村 吾妻山ロッジで開催された 自然とのふれあい写真教室の様子をご紹介しましょう。初心者からベテランまで、すべての参加者に日本旅行写真家協会に所属するプロ写真家が丁寧に撮影指導します。この先令和元年度内にまだ15回程開催されますので皆さんお誘い合わせの上、是非ご参加していただきたく、お願いいたします。

休暇村 吾妻山高原 正面側。青空に映えますね。素敵な建物です。

玄関奥のロビーです。 木のぬくもりが何とも言えな香を醸し出します。

個室も綺麗で、畳の香りが旅の疲れを癒してくれます。

休暇村 吾妻山は施設規模はそれほど大きくはありませんが、スタッフの行き届いたもてなしと、木の香りのするロビーや和室、緑豊かな薫風が到着後の疲れを癒してくれること間違いありません。

では撮影教室の様子をお伝えしましょう

建物裏手の池の端のアヤメ。季節の花も満開です。

ホテル裏の通称「小坊主」からの夕日。ホテル玄関から徒歩15分程。 

「小坊主」手前の池の端より星空が見えます。 多少雲があっても地灯りがないので、満天の星が撮れます。

月齢10ほどの月、結構明るいので、月のない方角の星を狙います。

夕方から夜にかけて、裏庭の花、ちょっと小高い丘からの日没と夕焼け。そして都会では考えられないほどの、暗い夜空による満点の星空。 夕食を食べる間もないほど、夜の被写体には恵まれています。

一休みしたら、夏は夕食を挟んで、初冬は夕食前に、山間部ならでわの、明かりのない夜空を撮りに行きましょう。 ただ今回は満月に近い日程だったので、星を撮る方向は限られました。でも月も同時に撮れるので、楽しいですよ~

続いて、翌日の午前中の撮影地、奥出雲の景勝地「鬼の舌震」の撮影ポイントをご案内しましょう。

鬼の舌震 奥出雲の景勝地にて記念撮影。

小天狗岩 大馬木川に浸食された奇岩があります。

新緑の渓流に心が洗われます。

鬼の落涙岩。目から涙がこぼれるようにながれます。スローシャッターで撮ると滑らかな流れが撮れますよ。

翌日は朝から渓流巡り。奥出雲には、奇岩だらけの大馬木川があります。渓流の浸食でできた岩と流れを写真に収めます。特にスローシャッターでの撮影に成功した瞬間が渓流写真の醍醐味ですね。初心者でもこうした写真が撮れるよう、丁寧に撮り方講習をします。

午後からはメインイベント「奥出雲おろち号」トロッコ列車に乗車です。車窓や駅など沿線風景をご紹介しましょう。

JR木次線を走る観光列車「おろちトロッコ号」。 

広島、島根県境にある通称「おろちループ」を走る奥出雲トロッコ。

おろちループ内にある「三井野大橋」。赤いトラスが特徴的です。

おろちトロッコ内座席、トロッコ列車なので、開放窓に木の椅子です。定員は60名です。

トロッコ列車がトンネルに入ると、目立ってくる天井のおろちイルミネーション。

三井野大橋、下側ループから撮影。

ループとスイッチバックを降り切ったところにある、出雲坂根駅。停車時間に下りて写真が撮れます。

出雲大社を思わせる、大しめ縄のある出雲横田駅、木次線の名物駅舎です。

おろち列車の終点、JR木次駅。

「鬼の舌震」と、「奥出雲おろちトロッコ」に乗るために、バスで備後落合駅に。ここからトロッコで木次駅に向かいます。

木製椅子のトロッコと普通車両を連結し、ディーゼル機関車がけん引します。トロッコ列車は定員60名の全車指定席。同じ定員の空の普通客車が連結してあり、トロッコの客は同じ番号の普通客車に座れます。雨などが降った時の対策用で、細かいところまで気遣ってあります。

トロッコ列車の最大の見所は、県境の急こう配を二重ループと三段式スイッチバックで越える、珍しい方式の線路構造。おろちループと呼ばれるループからは、同じ構造の道路橋も見えます。道路側からおろちトロッコを撮り、列車側からおろちループ橋をとるという、贅沢な撮影会でした。ループの後は三段式スイッチバックを降りて、太いしめ縄の有る出雲横田駅を過ぎると、砂の器で有名なロケ地となった亀嵩駅を通り、終点木次駅に向かいます。木次駅ではバスが待っており、それに乗って宿舎に帰ります。

夕食後に撮った写真の講評会を行います。

夕食後は、受講生が撮った写真を講師が講評します。写真を撮って、人の写真を見て、自分の写真を見てもらう。写真が上手くなる3要素がぎっしり詰まった、自然とのふれあい写真教室。来月以降の教室もまだ募集しています。是非奮ってご参加ください。

撮影スポット情報

休暇村協会 自然とのふれあい写真教室

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分類 写真家団体

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