初心者からプロまで、写真を愛する人のための情報サイト

旅と写真.com

協力団体

  • MRC
  • ウェンディー
  • 日本旅行写真家協会
  1. 「旅と写真.com」TOP > 
  2. 旅の撮影スポット > 
  3. 桜通信2019 Vol.3

2019.04.03

連載伊東浩の桜通信

桜通信2019 Vol.3

ソメイヨシノ ライトアップ

  • 旅の撮影スポット
  • 13 東京都
  • 伊東浩の桜通信

桜通信第3号は夜桜。 わが地元小金井公園ではようやく昨年からライトアップを始め、今回が夜桜2年目。 移動型LED照明機器を持ち込んでのライトアップなので、照明機器自体が大きく、撮影に適したアングルのが中々見つからないことが悩みではあるのですが、アップショットを中心に撮ってみました。 

ライトアップは18時から20時までの2時間。 連日の寒さ故、開花のスピードは遅いので、本来なら満開時期ですが、今年は5分咲。この分だと来週まで保つかもしれませんね。 また今年は土曜日は終盤小雨に見舞われましたが、日曜日はよく晴れて綺麗な夜桜が撮れました。

土曜日の花見広場の遠目のライトアップ 土曜日は空がどんより ISO400 F11 1秒

日曜日の花見広場のライトアップ。晴れているので青空が写ります ISO100 F11 8秒

さて、ライトアップを遠目で撮ってみました。 両者は同じアングルではありませんが、当然ながらLEDライト自体も写ってしまいます。 晴れの日は青空が出ていますね。 夜景でもちゃんと空は色がついて撮れるんですよ。 同じ撮るなら晴れが良いですね~ 

小金井公園 花見広場のソメイヨシノ 5分咲き ISO400 F5.6 1/20

小金井公園 花見広場のソメイヨシノ 5分咲き ISO400 F5.6 1/20

木によっては7分咲くらいのもありますよ。 上記2枚はストロボを用いたセルフライトアップ。 後方にほんのり枝が見えて、目標にきちんとストロボ光が当りました。 今回イベントでライトアップされた木は、最前列の10数本なので、この二枚はイベント照明によるライトアップされていない木です。 また、ストロボを使うと、発光した時だけ絵になるので、スローシャッターでも被写体ブレしません

4月に入った今週から晴れて昼間が暖かい日が続くので、開花は一気に加速されます。 まだ花見に居ていない方 お早めに。 ちなみに小金井公園はソメイヨシノ満開 遅咲きの山桜もどんどん開花し、沿道の「小金井桜」見頃です。

日が落ちた直後のソメイヨシノライトアップ ISO100 F11 1.3秒

ライトアップしていない上方の桜をストロボで追加ライティング ISO100 F8 1.7秒 後幕シンクロ

桜女子が花見中 掲載の許可頂いています ISO100 F8 5秒 後幕シンクロ

同じ小金井公園、翌日日曜日の写真です。 良く晴れた空を出すために三脚を使って、長秒時(長いシャッター)で撮りました。真ん中のは、下の方がライトアップ、上の方がストロボ撮影です。合わせ技で広範囲がライトアップされているように見えるでしょ。 三番目は元々はライトアップされていない桜をストロボでライトアップ、長秒時で青空を演出しています。薄暮から紫紺の時に変化する夕方の一番きれいな時間帯はそう長くないので、可能な限りこの時間の撮影をお勧めします

後幕シンクロとは、スローシャッタ―の時にシャッター幕が閉じる直前のタイミングでストロボを発光させます。 そのため被写体ブレが通常の発光より目立たないと思います。 

満開の枝垂れ桜 雲と一緒に ISO400 F8 10秒 後幕シンクロ

枝垂れ桜全景 ISO400 F8 5秒 後幕シンクロ

こちらは、ライトアップイベントの会場から離れた、枝垂れ桜。夜は訪れる人も少なく、撮り放題の場所です。ストロボ併用で青空と雲を入れて撮ってみました。 小金井公園は夜は静かなので、是非撮影にはいい場所です。 公園内は常夜灯が多く、見通しは効きますが、くれぐれも事故の無いように楽しんでくださいね

撮影スポット情報

関連記事

写真家情報

伊東 浩詳細

得意分野 風景 拠点 -- 所属団体 日本写真家協会
分類 プロカメラマン

東京都小金井市在住 
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。

▲pagetop