2020.10.14
連載地元を見直す小さな旅ー東京編ー
歴史的建築物と紅葉のコラボレーション ー地元を見直す小さな旅・東京編 No.1ー
建築家、前川國男邸の実物を移築してあります。
- 旅の撮影スポット
- 13 東京都
- 紅葉
- 秋
- 地元を見直す小さな旅ー東京編ー
「地元を見直す小さな旅」の第一弾は都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園での紅葉ライトアップの夕べ。今年はコロナ禍で多くのイベントが中止される中、2020年の11月22日と23日に開催を予定しております。この江戸東京たてもの園の中には多くの歴史的建造物が移築されており、紅葉と建物とライトアップされたコラボレーションは見事です。本来、夜間開園は行わないのですが、この2日間だけは20時まで開館が延長され、17時頃よりライトアップが始まります。
ここへのアクセスはJR中央線「武蔵小金井駅」下車 北口バス乗り場2、3番から12番、13番、21番、15番バスにて「小金井公園西口下車」徒歩5分です。
また隣駅の「東小金井駅」には貸自転車もありますので、こちらもご利用いただいても便利です。
三井八郎右衛門艇、荘厳な門構えです。
デ・ランデデ艇は洋館です。中は茶房になっています。
農家、吉野家。茅葺と暖かいオレンジライトアップがきれいです。
吉野家前の紅葉もきれいです。
鍵屋という居酒屋。暖簾をくぐると約100年前にタイムスリップします。
子宝湯という銭湯。ジブリ作品「千と千尋の神隠し」のモデルになった銭湯です。
高橋是清艇の庭。池と紅葉とライトアップの調和が見事です。
建築家、前川國男邸の移築家屋。広めの前庭の楓と室内にともる暖色照明が秋の夜長を見事に演出します。
昭和40年代に全盛期だった都電。これも当時の車両の静態展示です。
江戸東京たてもの園の特徴は江戸後期から昭和初期に東京都に実在した建物を、移築してあるところで、東京に近代史の一端を知ることができます。特に高橋是清邸は初期の板ガラスが使われており、修復していない部分は波打った板ガラスになっています。226事件で彼が暗殺された2階の寝室もそのまま移築されています。
Go to トラベルも10月より東京発着も対象になり、さらに都民には都民割も併設されます。吉祥寺や国分寺、立川あたりのホテルに泊まって、こうした処を散策するのもいいと思います。特にお近くの方、お出かけください。なお江戸東京たてもの園では入場時に検温、手指消毒、マスク着用などの感染防止対策を徹底しておりますので、ご協力ください。
撮影スポット情報
江戸東京たてもの園 公式HP
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。