2018.10.30
秋の花火大会@調布 映画の町・調布市花火大会で撮影しました
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今回は、10月27日に調布市で行われた、花火大会に行ってきました。調布の花火は長らく夏に行われていましたが、最近は秋にずらして行われています。秋の花火のメリットは日の入りが早いので、夏より2時間ほど早くから打ち上げが始まること。および、空気中の水蒸気が少ないので花火がクリアーにみられることです。
今回は3か月ほど前のメルマガで紹介した、花火の撮り方を実践しましたよ
旅と写真.comメルマガVol.35
この先も秋の花火大会も計画されているようです。
皆さんも来年まで待たずに撮ってみてください。
撮影データを公開します。参考にしてくださいね。
打ち上げ序盤の花火です。まだ背景の西の空にわずかの明かりが残っていますので、紺色の背景が綺麗ですね。最初の数発は試し撮り感覚で撮ってみて、修正の材料にしてください。
そしてピントが合っているかどうか、背面の液晶で拡大して、確認ください。最初の方でピントを確認する事は、その後の撮影ですごく大事です。
もしピントがずれていたら、躊躇なく撮影を中止してピントを合わせなおしてくださいね。細くてくっきりとした火焔が写っていればピントが合っています。
序盤はスターマインなので、同時に何発も打ちあがります。あまり欲張って長めのシャッターを切ると、すぐに露出オーバーになります。2-3秒づつ何度もシャッターを切ったほうが歩留まりが上がります。
途中から、大型花火の中心付近の輝度が上がって、白つぶれかけたので、ISOと絞り値を変えました、トータルで1.7段ほどマイナス露光となりました。
花火撮影の時は、ISOと絞り値で大方の露出を決めて、シャッターはBULBにして、露光時間は開花状況の写しこみに、使ってください。狙った花火が消える前にシャッターを閉じましょう。
そうすると開き切った花火写真になりますよ。
打ち上げも後半になってくると、結構凝った花火が上がってきます。地上付近と打ちあがった花火とが競演して、色鮮やかだったり、芸術的だったりで撮る方も思わず微笑みがこぼれます。
鳥が飛んでいるような作品も現れます。思わず長秒時露光となり、露出過多を不安がったりしますが、最初からややアンダー気味の設定をしておけば、少し長くシャッターを開いても耐えられる写真になります。
色も鮮やかにでるので、露出アンダーを心がけましょう。ただし、その分かならずPC上での「現像作業」は必須となりますよ
終盤は大型花火が大量に打ちあがり、競演もクライマックスになります。昔ながらのシンプルな大型花火は打ち上げ直後から、露光を始めて、光跡を長く引いた後、一気に開花します。
時間は9秒近い長秒時ですが、白飛びせずに撮れています。打ち上げ状況で撮影秒時は大きく変化します。それらに耐えうる設定は大変重要な事項かお分かりいただけると思います。
最後に21年ぶりに復活したという、仕掛け花火ですが、富士山の形に綺麗に火が入ります ややショボいですね
そんなこんなで1時間。しっかり堪能してきました
撮影スポット情報
調布市花火大会2018
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写真家情報
伊東 浩詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | -- | 所属団体 | 日本写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
東京都小金井市在住
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。