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2018.10.02

彼岸花の名所 巾着田のご紹介と彼岸花の撮り方

最盛期の彼岸花 SS:1/60 F5.6 ISO:560 レンズ52mm (78mm相当) やや長めのレンズなので全体的に密生感が出ます

  • 旅の撮影スポット
  • 11 埼玉県
  • 花・植物

埼玉県 日高市にある巾着田は高麗川が迂回して流れ、その形が巾着のような形をしていることから、この名があります。 春は桜と菜の花、夏のアジサイ、秋の曼殊沙華、コスモスと季節の花が咲き誇ります。特に曼殊沙華は有名で500万本が咲き誇っています。最盛期は9月中頃から下旬にかけて、今年は最盛期の9月22日に訪問してきました この時期は大変混みますので、早朝のアクセスをお勧めします。

白花曼殊沙華 交配によって、できた品種と言われています。 図鑑撮りしてみました

1/200 F4 ISO400 22mm(約35mm相当) やや広角なため、広々とした感じが出ます。ただ手前の密生感がやや乏しい。

1/40 F4.8 ISO110 102mm(153mm相当)かなり奥にある白花曼殊沙華をアップしてみました

白花彼岸花は、ショウキスイセンと彼岸花の交雑種とされています。 最近は栽培されるようになり、赤い中に彩りを添える存在として、珍重されています。 また園内500万本という大量の彼岸花は、時として赤い絨毯を演じてくれます。 やや望遠気味にして撮ると密生感が出て、絨毯らしく写ります。 ただ、あまり寄りすぎる(望遠側にしすぎること)と花が独立して見えるので、絨毯感が失われます。 

水面に映える彼岸花 川に流れとベストマッチ

空に向かった彼岸花 背景がシンプルなので図鑑の様に撮れます。

マクロレンズで蕊を拡大してみました。水滴に周りが映り込んで美しい。マニュアルフォーカスでピント合わせしてます

空を背景にするときは、多くの場合逆光になります。 適宜な露出補正をしましょう。 やり過ぎると、他の部分が台無しになります。 シルエット気味でも綺麗ですよ。 ストロボ撮影は青空の時に背景をアンダー気味でストロボ光も弱く当てると青がくっきり出て良いと思います。


マクロレンズは被写界深度がものすごく浅いので、マニュアルフォーカスの方が歩留まりが良いことがあります。

雨上がりの蜘蛛の巣があります

羽根が煌めくカラスアゲハかな

段々晴れ間が出て、気温が上がってくると虫たちが元気になってきます。 ジョロウグモってグロテスクですよね。蜘蛛を狙っても奥の花にピントが行ってしまいます。マニュアルピントでリングを動かして雲がぼんやり入るようになってから、AF動作させるとピントがぴったり合いますよ。 蝶は追いかけながら停まった瞬間でシャッターを切りましょう。蝶は停まるとすぐには飛び立たないので、この瞬間を狙います。

撮影スポット情報

巾着田情報はこちら

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写真家情報

伊東 浩詳細

得意分野 風景 拠点 -- 所属団体 日本写真家協会
分類 プロカメラマン

東京都小金井市在住 
公益社団法人 日本写真家協会 JPS 正会員
一般社団法人 日本旅行写真家協会(JTPA) 正会員
大手カメラメーカー退職後、写真家に転身。季節や時代で変化する、一期一会の街並みを撮り歩く。また地元自治体で「大人の遠足撮影会」を実施し、初心者から上級者まで受講者多数。

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