2020.03.16
八幡まつり
- 旅の撮影スポット
- 25 滋賀県
- 年中行事
- 春
毎年4月14日・15日に日牟禮(ひむれ)八幡宮で行われる八幡まつりは、農業用水の水利に起因するとの説があり、源平合戦を表しているとも伝えられていますが、基盤は農村集落の集まりであり、各郷が自然災害を受けることなく、稔りの秋を迎えるため、各郷集落が一同に会し、日頃の神々の恵みに感謝と祈りを捧げた姿ではないかと考えられます。
松明はヨシと菜種がらを材料に作られ、中には10mに及ぶ大きさの物もあり、火を付けながら手で振りかざす「振松明」や引きずりながら持ち込む「引きずり松明」、他にも「とっくり松明」「船松明」と呼ばれるものなど、大きさや形も多種多様にわたります。
各町によって作られる松明は、宮入と同時に持ち込むか、宵宮の前の日曜日から当日の夕刻までに所定位置に立て並べられます。
14日は午前中に大松明結い、昼から子供松明の奉火、19時より神役太鼓が宮入し、20時から上之郷の松明からその年に定められた順に火が放たれ夜空を焦がします。上之郷に続き下之郷の松明に火が付けられます。
なかでも大房の松明は、寝かせた状態で持ち込み、30度ほど起こした状態の時に松明に火を付け、火の粉をかぶりながら竹で突き上げつつ松明を起こしていく姿は勇壮で、男らしさを感じさせられます。
現在では、大きな松明も珍しくはありませんが、見物客への期待に応えるため、また郷のその折りの勢いが気持ちの表れなどとなり、松明も大きくなっていったようです。
過剰な競争が住民同士のトラブルを招くことにあり、江戸時代には京都町奉行所に訴訟になったこともありました。
15日は10時から例祭、14時30分から太鼓渡り宿入り、16時から大太鼓の渡りが行われます。この渡りも昔からの決まった順番で宮入りしますが、雨天の場合は、代渡りと称し役員と代表者で太鼓なしの渡りの時もあります。
また、鳴らされる太鼓の打ち方は各郷に伝わるものとされています。
八幡まつりは、4月14日(松明まつり)・15日(太鼓まつり)に行われています。
*曜日を問わず、毎年、4月14日・15日に開催されます。
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近江八幡観光物産協会詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 25滋賀県 | 所属団体 | -- |
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分類 | 自治体 |
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