2017.10.03
連載埼玉県を流れる黒目川に集まる野鳥たち
黒目川野鳥界の王 アオサギ
埼玉県の住宅地を流れる黒目川に集まる野鳥たち Vol.3
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黒目川では3種類のサギを見かける。コサギ、ダイサギ、アオサギの3種類だ。コサギとダイサギは白鷺だが、アオサギはその名の通り青っぽいグレーの体だ。アオサギは大きい。首から尾まで1.5メートルぐらいはありそうな個体もいる。そして強い。縄張り意識も高い。黒目川では、猛禽類は小さなモズぐらいしか見かけないので、アオサギはまさに黒目川野鳥界の王だ。
NIKON D810 シグマ150-600mm(1.4倍テレコン使用) F9 1/1250秒 ISO3200
朝霞周辺の黒目川に出没するアオサギは、そんなに多くはない。おそらく3羽ぐらいだと思う。アオサギが川で漁をしているところに大量に集まっている映像を見たことがあるが、黒目川では単独で行動しているところしか見たことがない。しかし、年中見られる。
上の写真は、獲物が小さくて見づらいが、ヌマチチブという魚を捕らえたところだ。
NIKON D810 シグマ150-600mm(1.4倍テレコン使用) F9 1/640秒 ISO400 -0.7補正
こちらも獲物を捕まえたところだ。
上の写真の拡大
見えにくいので拡大してみた。長い首に尖った口、これはスッポンだ。小さな子供のスッポンだが、このあと丸のみにしてしまった。甲羅も消化できるのだろうか?
NIKON D810 シグマ150-600mm(1.4倍テレコン使用) F8.5 1/640秒 ISO400 -07補正
首が完全に伸びるとこの大きさだ。黒目川でこれより大きな鳥はいない。
NIKON D810 シグマ150-600mm F7.1 1/400秒 ISO1000
川がカーブしている場所にある木で、ここからは見通しが効くためか、同じ場所でよくアオサギを見かける。おそらく縄張りを見張っているのだろう。
NIKON D810 シグマ150-600mm F7.1 1/400秒 ISO1000
ずっと動かずにとまっていたのに、コサギが近づいたとたん、まるで怪獣のような大きなだみ声で鳴いた。ものすごい声だ。
そのくせ、こちらがカメラを構えているのに気付くと、警戒して飛び去ってしまう。
NIKON D750 シグマ150-600mm f9 1/400秒 ISO3200
アオサギが来るとカラスが警戒して、遠巻きに警戒音を発しながら飛ぶことがある。時には、そのカラスを駆逐している。かなり縄張り意識が強い。
NIKON D750 シグマ150-600mm f9 1/400秒 ISO1600 +1.0補正
最後に飛んでいる姿を。翼も大きい。
本当は、もう少しシャッタースピードを上げ方が良いのだが、とまっているアオサギを撮影していると、こちらの存在に気付き突然飛び立つ。シャッタースピードの調節が追い付かない。
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写真家情報
阿部吾郎詳細
得意分野 | 風景 | 拠点 | 11埼玉県 | 所属団体 | 日本旅行写真家協会 |
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分類 | プロカメラマン |
トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。