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2016.11.14

連載カメラ用語集[さ行]

絞り

カメラ用語集「絞り」

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カメラ用語集 「絞り」に関して説明します。

撮影レンズの中に装備され、レンズ内を通過する光量を調節する仕組み。複数の金属板を組み合わせて、周辺から中央に向かって航路が狭くなる「虹彩絞り」が一般的な形状である。
基本数値は1、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32で数値が大きくなるに従って、通過する光量が半分になり、被写界深度が拡大する。
この数値をF値といい、「F2.8」というように記述される。
Fは「Focal(焦点)」が由来。

数値が小さいほど、光の量は多くなる反比例の関係であることを覚えよう。
光の量が多ければシャッタースピードは早くなり、少なくなるとシャッタースピードは遅くなる。
絞れば絞るほど(光の量を少なくするほど)、広い範囲にピントが合う。(=被写界深度が深くなる)
風景写真でパンフォーカスと言われる、全体にピントが合っている写真を撮るには絞りを小さくして撮る必要がある。
するとシャッタースピードが遅くなるのでブレないように三脚で固定する必要が出てくる。
この理屈を覚えるだけでも、初心者から中級者にかなり近づける。

絞りイメージ

レンズに絞り羽が付いており、上の図のようにこの羽を絞ることによって光が通る穴を小さくしていく。
穴が小さくなるほど、数値が大きくなるのをご理解いただけるだろう。

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