講評サービスの具体例
以下の講評は一例ですが、基本的には依頼された作品を細かく解析し、良好な部分、改善点などを細かく解説します。
特に改善点については、具体例を挙げてわかりやすく解説します。
送られた写真(オリジナル)
構図面では、安定感を優先した「日の丸構図」で撮られテーマがしっかり出ています。
ただ、若干右下がりになってしまっており、水準器などを使ってきっちりと水平を保てるよう合わせてください。
露出面でも、黒つぶれや白とびの面は見られませんが、全滝的におとなしい露出となっている反面、門のロゴ部分がやや明るすぎます。
このような輝度差のある被写体はカメラ設定だけでは、きれいに仕上がらない場合があります。
そこで、次のように修正してみました。
まず、水平感が重要なので、ゲートが水平になるよう修正しました。赤い線を見てください。
次にワイド感を強調するために上下の冗長な部分をトリミングしました。理論的な画角は変わりませんが、横長になった分、見た目はワイドな感じがします。緑色の枠を参考にしてください。
さらに、中央の文字がややとび気味なので、この部分の輝度を下げます。黄色の湧くを見てください。
そして、ピンク色の枠内、床の部分の輝度とコントラストをやや強調します。すると透明感のある床が再現できます。
この写真はカメラ設定のみではこのような写真にはなりません。撮った後のレタッチでこのぐらい磨けます。
レタッチはカメラメーカーの製品付属のソフトでもある程度対応できます。
このような講評文面が、お送りいただいた写真と講師が講評に沿って修正した写真とセットで、概ね1講評1ページになって返却されます。