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2017.06.05

連載日本撮影スポット巡り

【山梨県・身延町】身延山久遠寺のしだれ桜と奥ノ院

阿部吾郎の日本撮影スポット巡りVol.17

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山梨県にある日蓮宗の総本山「身延山久遠寺」は、桜の名所として知られている。中でも、祖師堂前のしだれ桜が有名でメディアでもよく取り上げられている。今回は、この祖師堂前のしだれ桜を中心に撮影を行った他、ロープウェイに乗って奥ノ院まで足を延ばしてみた。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F9 1/1000秒 ISO200 -0.7補正

身延山久遠寺へは、車で行くのが便利なのだが、桜の期間中、一般車両は一番下の総門から上に入ることができない。公民館の駐車場に停めて、そこからシャトルバスに乗る。シャトルバスは、門前町商店街の中にあるバス停に着く。そこから三門を目指して歩いて行くと、さっそく枝垂桜と横断幕が出迎えてくれる。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F9 1/160秒 ISO400 -0.7補正

三門には、すぐに到着する。ここが境内への入口だ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F9 1/160秒 ISO400 -1.7補正

三門をくぐると、すぐに「菩提梯」という287段の石段が現れる。登りきれば涅槃に到達できると言われている階段だが、本当に涅槃に到達してしまいそうなほどきつい。278段という段数もさることながら、一段一段が高いので筋肉にくる。
撮影がメインなら、体力を温存するために、この階段は登らない方がいいかもしれない。乗り合いタクシーというのがあって、200円払えば山門の前から大本堂の横まで連れて行ってくれる。
被写体としては、美しいので撮影したら、Uターンして山門から乗り合いタクシーがおすすめだ。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F8 1/125秒 ISO400

菩提梯を、一番上から見たところ。上から撮った方が、厳しさがよくわかる。
私は、途中でへたり込んだりしながら、時間をかけてなんとか上まで登った。へたり込んでいる私の横を、年配のご婦人がすいすい登って行く。
私の体力が無さすぎるのか、このご婦人がすごすぎるのか・・・

NIKON D810 ニッコール24-120mm F10 1/160秒 ISO200 +1.0補正

菩提梯を登りきると、正面に大本堂が見える。さすが日蓮宗の総本山、門にしろお堂にしろ、ひとつひとつの建物がやたらに大きい。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F10 1/200秒 ISO200 +1.0補正

大本堂から奥に向かって、祖師堂、報恩閣、御真骨堂、仏殿と建物が連なっている。ちなみに、これらの建物は渡り廊下でつながっており、大本堂から入って順番に内部を見学できる。なお内部は撮影禁止である。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/250秒 ISO200

この日のメインターゲット、祖師堂前のしだれ桜だ。樹齢400年の銘木で、全国しだれ桜10選のひとつに選ばれている。
このしだれ桜、撮り方によってかなり雰囲気が変わるので、いろいろな角度から撮ってみよう。冒頭の写真が、最もポピュラーな構図だ。しだれ桜の向こうに赤い祖師堂が見えて美しい。
上の写真は、下から見上げた構図。天気がいい日は、青空と天から降り注ぐようなしだれ桜の取り合わせを楽しみたい。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F14 1/50秒 ISO200 +1.0補正

角度を変えて五重の塔を入れる構図もいい。人が写り込んでも、境内の花見で賑わう雰囲気が出て悪くない。
なお、この五重の塔は、明治に焼失したものを2009年に再建したものである。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F14 1/160秒 ISO200

祖師堂前のしだれ桜以外にも、境内には多くのしだれ桜がある。しだれ桜越しに見るしだれ桜という贅沢な構図。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/320秒 ISO200

しだれ桜を撮り終えたら、ロープウェイに乗って奥ノ院を目指そう。大本堂の裏手に身延山ロープウェイの駅がある。大人往復1400円で奥ノ院駅まで行ける。
上の写真は、奥ノ院駅横の展望台から撮影したものだ。富士山の山頂部分だけが見えている。
奥ノ院駅は、標高1153m地点にあり、麓の久遠寺駅との標高差は763mもある。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F13 1/320秒 ISO200 -1.0補正

身延山ロープウェイの奥ノ院駅から5分ほど行くと「奥ノ院思親閣」に到着する。1000mを超す山の上だけあって、空気もピリッとしまっている。
空とお堂正面の明暗差がきつかったので、アンダーで撮影し空の色を残し、御堂の正面は後から明るく補正した。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F7.1 1/250秒 ISO200 -1.0補正

奥ノ院の境内にある仏像。雪の残った杉林を背景に佇む金色の仏様。少々ミスマッチな感じもするが、不思議と心が落ち着くような、しんみりとした光景であった。
こちらも、後ろの杉林が必要以上に明るくなってしまうと全体の雰囲気が損なわれてしまうので、アンダーで撮影した。

NIKON D810 ニッコール24-120mm F11 1/160秒 ISO400 -0.3補正

先ほど、仏様の後ろに写っていた杉林。木漏れ日が美しかった。木々の間から奥ノ院の建物が見えている。

今回、祖師堂前に到着したのは10時ごろだった。もっと早く到着したかったが、公民館に車を停めてシャトルバスで移動というのは思いのほか時間がかかったし、菩提梯にも苦戦した。平日だったが、思ったよりもずっと人が多かった。
実は、総門への車乗り入れの規制は朝の9時からだ。もっと早く行けば、大本堂下の駐車場まで行くことができる。駐車場は24時間営業なので、5時~6時ごろに到着して早朝から撮影を始めるのもよさそうだ。来年は、早朝撮影にチャレンジしようと考えている。

撮影スポット情報

身延山久遠寺オフィシャルホームページ

写真家情報

阿部吾郎詳細

得意分野 風景 拠点 11埼玉県 所属団体 日本旅行写真家協会
分類 プロカメラマン

トラベルガイド株式会社代表・ツアープランナー・カメラマン・ライター
旅行会社で20数年勤務したのち起業。マレーシアの旅行情報サイト「トラベルガイドマレーシア」を運営、自ら写真撮影・文章執筆を行う。カメラマンとしてアジアを中心に撮影を行い、旅行会社を中心に画像素材を提供。

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